タイミング | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

6月に入ると スリップス(アザミウマ)が大暴れ

 

8月に入ると 暑すぎて 活動が弱るのですが

 

6月は アザミウマにとって とても 居心地が良いようです。

 

色々 と やっていますが アザミウマは 賢い。

 

蜂蜜攻撃も アザミウマは 水に濡れているときは

 

仮死状態になり(この間 息をしなくても大丈夫なようです)

 

やっつけたかと思うのですが

 

乾いてくると 起き上がり まずは 触覚を前足で拭い

 

それから 気門を 丁寧に拭って 息を吹き返し

 

そして 翅を拭って 飛び立ちます。

 

 

 

だから ベタベタ 蜂蜜 や 澱粉糊 や 油作戦も

 

あまり 成功しません。

 

農薬をかけていたときから

 

アザミウマは 難防除な虫として知られていましたが

 

 

ニームでも唐辛子でも それほど 忌避効果もありません。

 

 

仕方ないから 物理的作戦ですね。

 

 

もちろん サシガメ や アザミウマにつく カビ

 

などにも手伝ってもらっていますが この季節はそれでは

 

追いつかないので

 

 

袋掛け。

 

が 必要となります。

 

 

で、 いつ袋掛けするか。

 

結構 若い蕾にでも 入って 卵を産み付けるので

 

ガクが割れる前に かけるのが 良いです。

 

茎が短いのでかけにくいのですが

 

こんな感じで かけていきます。

 

 

これくらいまで待っったほうが 茎が伸びてかけやすいのですが

 

これくらい ガクが割れて 花びらが見えると

 

卵が産み付けられている可能性があります。

 

アザミウマの厄介なところは

 

花びらの中に 1個づつ 卵を産み付けるので

 

見つけられないところです。

 

産み付けられる前に 囲ってしまわなければいけません。

 

でないと

 

こうなります。

 

一見 美しいですが

 

先っぽに 黒いシミのような 噛み跡がでています。

 

 

袋掛けは タイミングが大事なのです。