光とフイルム | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

1月でも ハウスの2重のフイルムを通した光が

 

2万LUX  位になります。

 

バラは 5万LUX で飽和するので それ以上の光は

 

要りません。

 

2万あれば (1万超えていれば)なんとかやっていけます。

 

 

だから 光を少し犠牲にしても

 

熱を逃さないことが 大切です。

 

 

熱は 暑い方から どんどん寒い方に逃げていきます。

 

だから フイルムを何枚にもして

 

その中に伝熱性の低い (保温性の良い)

 

空気の層を 作ると 保温性能は上がります。

 

(布団の重ね着)

 

 

 

ミルフィーユ状態にすると フイルム保温力は上がりますが

 

薄いと 風ですぐに破れるし 薄さに限度はあります。

 

 

丈夫な ハウスフイルムは 0.15mm これは強い

(7-8年は持ちます)

 

でも 0.07mm 2枚 張るほうが 保温力はあります。

 

ところが

 

薄いと1枚づつ破れやすいし 張る時間が 2倍かかるので

 

お金 かかってしまいます。

 

 

0.05mm 3枚なら もっと と思うのですが

 

破れやすくて大変です。

(破れるごとに張り替えなくてはいけません)

 

 

そのへんを なんとか 折り合いをつけて

 

場所によっては 厚いフイルム

 

場所によっては 薄いフイルム

 

と使い分けています。

 

 

一番外側のフイルムを フッ素フイルムとかの

 

長寿プラスチックフイルムを使うと 30年そのまま

 

ということもできるのですが。

 

 

そんな高いのを使うわけにもいかず

 

フイルムの厚みを 色々 変えて

 

実験しています。