パパはソフトボールの試合が1日あるからと8時にはユニホームに着替えて
出かけていき
ニコラはaikoライブ遠征で
大阪に行っていたから
名古屋駅に帰ってくるのは
昼過ぎだろう
ここで(ひとり日曜日をのんびり過ごすか、父のために母の介護をフォローしに行くか)
心の中で葛藤すること1時間
(老老介護は大変だからな〜)
意を決して
9時に実家へ電話する
ニコ「おはよ、モーニング行く？行くなら迎えに行くけど」
父「おう、迎えにきてくれ」
両親をニコの愛車に乗せ
サガミのモーニングに連れて行く
いつも通り
母は夢中になって一気に食べるから
誤嚥しないか見ていて心配になる。
ニコ「ゆっくり食べようね」
横で器を持ってあげたり
ゆで卵の殻をむく時に
落とさないようにカバーしたり
(父は殻むきを手伝ってしまうけど)
手のリハビリだから
ゆで卵の殻は母にむかせる。
トーストもゆで卵も
とにかくすごい勢いで口に運ぶ母
前頭側頭型認知症の特徴だよね。
食べ終わって家に帰ろうとしたら
母の衣類を買いたいと父が言ったので
私が行きなれている近くのア○タに
連れて行った。
母を歩かせるには
ちょうどいい狭さのデパートなの。
人も少ないしね。
(そこがニコのお気に入りの理由)
店内を巡る前にトイレに連れて行ってあげた。いつものようにズボンをあげられない母を介助する。
手をつなぎながら
衣料品のコーナーを少しウロウロ。
すぐ買うものが見つかったので
購入して実家へ帰りました。
少し疲れた様子の母
母「寝るわ！」と言って
介護ベッドに横になる
母「電気消して！」
(すべて強い口調、これも症状のひとつ)
実家の居間は日中電気がないと真っ暗。
母のベッドは居間にあるから
薄明かりの中
父とサンデージャポンを観ながら笑う。
母は横になっただけで
目はパッチリ
聞き耳立ててる？(笑)
だからあまり介護のことは
父と話し合えなかった。
しばらくテレビを見て過ごすと
お昼ご飯の時間に
「一緒に食べていけ」
と父に言われたので
冷蔵庫をのぞくと
なぜか味噌煮込みうどん(冷蔵)が
冷凍室に・・・
ちょうど３つあったから
ニコ「味噌煮込みうどん作ってあげるわ」
父「じゃあ頼む」
具は白菜と豚肉を使ってくれと
言われたので
ひとり用土鍋２つを用意して
あと１つは鍋で
３人分の味噌煮込みうどんを作って
食べました。
ニコは結婚するまで
全く料理をしない娘で
育ってきた
味噌汁も作れず結婚した・・・
私の手料理なんて卵焼きとおにぎり
くらいしか両親に食べさせたことが
ない。
だから、嬉しそうに食べる2人を見て
少し親孝行した気分になった
でも、毎回はできないからね
これ以上は無理だぞオーラを出す
父「今度の日曜、母さんを見てくれ！」
ほらね、やっぱり
ニコ「なんで」
父「大垣のお祭りを撮影しに行くから
母さんを夕方まで頼むわ」
ニコ「予定はないからいいけど」
父「昼は恵方巻き買って食べさせてくれ
母さん、食べたいっていっとるで」
ニコ「わかった」
とりあえず、今週は仕事もないから
よかった。
しかし、父よ
毎日出歩きすぎだろ
お昼を食べ終わったら
実家を後にした。
→その2へつづく