2013.12.29
今日も下田です。
ここはお寺が多いので、ちょっと寺巡りしてみようと思います。
ここは稲田寺。
唐人お吉の夫である鶴松のお墓があるところです。
色んな宗派がある下田ですが、どれも似たような作りになっています(専門家が見れば違うのでしょうが)。
……きっと作ったところが(世代は違うにしろ)同じ工房とか匠とかだからなのでしょう。
下田で一番古く、日本でも有数の古さの仏像。
作者が不明なので市重要文化財級ですが、分かっていれば国宝級だとか。
……ちょっと盛っているかもしれません(笑)。
これが鶴松の墓。
お吉についてはこのあとで…。
海善寺。
第十四代将軍徳川家茂がこの寺に滞在したことがあるんだとか。
最後の前の将軍なんてマイナーですね。個人的にはファンなんですが…。
そして、ここが唐人お吉の墓がある宝福寺。
お吉の話はウィキペディアとかに任せますが、「死ねばみんな仏になる」と言いつつ二日間も遺体を放っておいたり、それを憐れんで弔ったここの住職を追い出したり(後に戻れたようですが…)といった所行を見ると、日本人、あるいは人間の醜さというものを見た気がします。
そして、自分も同じ状況に置かれたら、同じように加害者に荷担するかもしれません。あるいは、見て見ぬふりをするという意味での加害者になるかも。恐ろしいことです。
お寺だらけの下田には珍しい八幡神社。
お祭りはこの神社が中心になってやるのだとか。
お寺が権力機構の一端だった江戸時代は肩身が狭かったでしょうが、そのぶんニュートラルな位置にいたのでしょう。その立場が逆転した明治以降はどうだったのでしょうか?
途中で寄ってみたなまこ壁パート2(昨日のがパート1)。
ここは現役の喫茶兼軽食屋です。
毎年補修しなきゃいけないでしょうし、維持するのは大変でしょう。たいしたものです。
ここが了仙寺。
アメリカとの対外交渉の場となったお寺です。黒船で下田に乗り込んだ後は、ここまで交渉のたびにやってきていたのですね。
そして、これが黒船の上陸指定位置から了仙寺まで続く道、通称ペリーロード。
名前に反して和風の古い街並みが残っています(もちろん、最近の店もありますが)。
かつてはここが各藩の定宿が置かれていて、幕末の僅かな間は水面下の駆け引きの舞台になっていたのだとか。
定宿が各藩の駐屯所として機能し、各寺が会議場代わりになっていたというところでしょうか。
まあ、ほんの数年でその舞台は横浜に移ってしまうのですが…。
ペリーロードの並びにある長楽寺。
ここではロシアとの交渉が行われました。
この頃はロシア。その後ソ連になって、またロシアになる。
…………時代を感じます。
黒船上陸地点に設置されたペリー像。
浦賀からこっちに回されて交渉を続けたわけですが、下田は陸路に関しては僻地も僻地。かろうじて通れるのが天城峠というか、どうしても陸路を通らなければいけないという前提で考えた場合、他よりマシという基準で天城峠が選ばれるという状態です。
そういう意味では幕府はうまくやった(せこいけど)ってことなんでしょう。
……好きなんですけどね、堀田正睦(当時の老中。日米和親条約で下田が開港されたときは違うけれど)。
念のために、海路で考えれば重要な中継地点です。特に江戸に幕府が開かれてからは。だから、下田奉行が置かれ幕府が直轄で管理していたのでしょう。
ただ、やっぱり不便だったのか、江戸と日本各地との貿易規模が拡大するのに合わせて浦賀に奉行所は移ってしまうのですが……。
そのペリー像の辺りから見た、これが下田富士。
……富士っていうには小さすぎるような気が。小山ですよ、小山。
まあ、ぽこんとしたきれいな典型的山型なので、富士と呼びたくなる気持ちも分かりますが。
なんでも富士山のお姉さんで、自分の姿を恥じて下田に隠れるようになった(さっきも書いたように中伊豆辺りに高い山があるので隠れられます)、富士山はそれを見ようと背を伸ばして高くなった、という言い伝えがあるとか。
……この伝説もちょっと盛りすぎな気がします(笑)。
そして、昨日は乗れなかったサスケハナ号に今日は乗船。
サスケハナ、というのは来航した黒船の名前で、いかにも和風っぽい名前ですが、実際にはアメリカにある川の名前だそうです。ミシシッピ号とかと同じ由来ですね。
サスケハナ号から見た下田の風景。
船内放送は主に防波堤工事のことばかりで残念でした(苦笑)。
昨日も見た犬走島。
そして、こっちがみさご島。
この二つの島の間に黒船は停泊していたという話です。
みさご島には神社があるんですね。しっかり鳥居が見えます。
今日はこの後、下田から足を伸ばして石廊崎に行ってみました。

























































































































