昨日は、アロマセラピーの母校、赤坂のロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー・ジャパンで「高齢者介護に活かすアロマテラピー」の講座兼授業をしてきました。
アロマセラピーの知識が深い人達の前での講座は、ちょっとドキドキしました。
しかも施設のPTさん（リハビリをするひと）等現役のプロの方もいらっしゃり、余計ですね。
ただ、私の話は、自分の母の在宅介護&福祉職経験、社会福祉士&精神保健福祉士&介護福祉士の視点でのアロマセラピーの話なので、まあ、いいか～って考えて、ドキドキするのは止まりましたが。
母校のロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー・ジャパンの校長のバーグ文子先生は、長いアロマセラピー界でのキャリアをお持ちで、本も出版されていて、アロマセラピー業界のなかでも有名な先生です。
なので、そのようなバーグ文子先生の学校（私のアロマセラピーの母校）の授業兼外部に開かれたオープンな講座を担当させて頂くというのは、身に余る光栄です。
で、考えたのですが、これは私の経験から来ていることを話しているから、担当させて頂けているのでしょう。
私の「美容とアロマセラピー」だったら、誰も見むきもしっこないし。
そして、私のアルツハイマー型認知症だった母親の在宅介護体験が、とても楽しかったこともあると思うのです。
介護体験をイヤイヤやっていたとか、テキパキとこなしても、母親の事を憎みつつやっていたとかだったら、世田谷で「高齢者介護とアロマセラピー勉強会」を行ったりしてないし、バーグ先生から、講座の話も来なかったと思うのです。
在宅介護体験が楽しかったといっても、もちろん、母の首を絞めたい気分の時も何度もあったし、一回は殴りかけて挙げたこぶしを空中で止めたこともあります。
何年も慢性的な寝不足（時間は沢山寝ても、疲れが取れない感がある）だったり、精神的に常に何かに付きまとわれている感覚は、もちろん、ありましたよ。
普通の介護と同様、体力的には、きつかったです。
（ただ、私は、姉と介護をしていたこと、介護福祉士なの通常より格段に条件はいいと思います）
でも在宅介護生活は、精神的には、すごく楽しかったのです。
母が亡くなる時、介護生活が終わるのが悲しくてたまりませんでした。
仕事は、何年間も、できなかったけど、それより、介護生活の方が楽しかったのです。
なので、私は、フラワーエッセンス歴は比較的長いけど、専念しようと決めたのは母の死後です。
天職だって思ったのは、2005年。
でも、天職と生きる為の仕事は違うものだと思い、とにかく、いろいろなお勤めをしつつ、学び続けました。
そうしたら、母の状態が、だんだん悪くなって、父親の最後の頃はケアマネという介護の相談の仕事をしていたのに、父のことは他人任せにしていました。
そうして父を見送ったので、後悔して、母に対しては、一生懸命、在宅で介護をしました。
いっしょにいればいるほど、母の事を大好きになっていきました。
子供の時には、ちょっぴり怖くてヒステリックな母親だったのに、こんなに、かわいいおかあさんだったのかと、発見することが沢山ありました。
でも、なぜかを考えた時、ただ普通に暮らしていたら、そんな母親の姿も認めてあげることはできなかったと思います。
なんで、そんなに余裕を持って母親の事を見ることができたかというと・・・
母親との間の葛藤をフラワーエッセンスや他のヒーリング方法を使いクリアーにして捨てておいたから。
もし私が母との関係性を癒さずに母親の介護をしていたら、最後は母のことを憎みつつ見送っていたかもしれないと感じます。
自分を癒すまでは、家に対して不満が沢山で、こんな家に生まれたくなかったと思い続けてきたけれど・・・
今では、なぜ私は、ちょっぴり感情的で、子供より自分の事が好きだから子供を放任気味の母親から生まれて、ケンカばかりしている両親の家に生まれたかも、納得しています。
みんな、私が、この人生で学ばなくちゃいけなかった課題だからと。
本当に自分を癒しておいて良かったと感じています。
ということで今は、自分の経験を活かし自分を癒すセッションをしています。
★虹の花のできる事（他はメニューに）
