専業主婦の家事を外注すると「月に60万~80万円」、米国 | 本のブログ

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普通の人は読まないだろうと思う本を記す。
あとは、Linuxと中古PCなどの話題。

 

 

何故、少子化するのか、という原因の一つではないかと思う。

これに加えて、子育てや介護の負担を見込むと、大抵の給与所得では賄えない。

これが、潜在化しているのが現状だろう。

子育てや介護の歳出の絶対額が財政負担を圧迫しているように見えても、実は、相当に国民の努力で低減されている、そう埋没費用になっていることにも気づく必要があるのではなかろうか?

現在の日本は、毎年150万人が亡くなるのだが、この内訳の殆どが高齢者であり、殆どが介護を必要としていただろう、そう考えると、国の介護への拠出は、本人や家族のおかげなど相当値引きされている、と思えないだろうか?

だから、結婚して、家事・育児・介護と想定(連想?)すれば、現在の(コスパの)考え方では「割に合わない」という結論に、簡単に行き着いてしまう。

 

専業主婦の家事を外注すると「月に60万~80万円」、米国
4/23(火) 9:00配信 Forbes JAPAN

米国では2人の子どもを持つ専業主婦(主夫)が家事に費やす時間は月約200時間に上り、これを外注すると月4000~5200ドル(約61万8000~80万4000円)になることが、調査から明らかになった。
中国のバイオテクノロジー企業・北科生物は、世界80の主要都市を対象に、1~4人の子どもを持つ専業主婦(主夫)が行っている家事を外注した場合にかかる費用を計算した。仕事量は掃除、料理、買い物、洗濯、送迎、精神的な支援、子どもの勉強の世話、計画・管理という8つの一般的な家事を基に、子どもの数に応じて親が費やす時間を平均化することで求めた。例えば、2人の子どもを持つ親は、平均で月に19.9時間を掃除に、23.7時間を料理に、16.8時間を子どもの送迎に、22.9時間を計画・管理など、その他の家事に費やしていることがわかった。これらの仕事を外注した場合、各都市で1時間当たりいくらかかるのかを調べ、金額を割り出した。
専業主婦(主夫)の金銭的価値が最も高かったのはスイスのチューリッヒとバーゼルで、第3位は米サンフランシスコだった。サンフランシスコで2人の子どもを持つ専業主婦は、月に約5200ドル(約80万4000円)、2人の子どもを育て上げるのにかかる20年間でおよそ125万ドル(約1億9300万円)の家事をこなすことになる。
専業主婦(主夫)の金銭的価値が最も高い世界10都市のうち、米国からは4都市が入った。首都ワシントンは7位(外注した場合にかかる費用は月約4400ドル、約68万円)、ニューヨークは8位(同約4380ドル、約67万7000円)、ロサンゼルスは9位(同約4250ドル、約65万7000円)だった。
調査対象となった米国の6都市(サンフランシスコ、ニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルス、ヒューストン、シカゴ)で、専業主婦(主夫)が20年間に行う家事を外注した場合、平均で100万ドル(約1億5500万円)になることが明らかになった。
米国では長い間、母親が専業主婦として家事や育児を行い、父親が外で働くことが一般的だった。米労働統計局によれば、1967年には母親の49%が専業主婦だったが、1999年には23%と大幅に縮小した。2021年時点で約18%の親が有償労働に従事していないが、専業主婦(主夫)の男女比は大きく変化している。米世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが昨年行った調査によると、1989年に専業主婦(主夫)の中で父親が占める割合は11%に過ぎなかったが、現在では19%に拡大している。