本書は集英社新書2002年刊行のもの。
前作「臨機応答・変問自在」の流れで読んだもの。
面白い作品だ、特に感想はない。
こういう分類はとても個人的なものだが、文系と、理系の差が現れているように思う。
理系の文章はとてもわかりやすいのだが、得てして、人間というやつはその括りの範囲を逸脱する、そういう人間的なものを、ばっさり切り捨てるとこういう問答になるのだと思う。
この論理だと、当然、ウクライナ問題もパレスチナ問題も解決は覚束ない。
でも、面白いから良いと思う、そういう、本ではない。