カラスの子育て | 奈良藤ノ木台 小児科開業医の独り言

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にいのみ小児科・・・2007年4月開業。



このブログでは小児科医として日々感じることや、

一人の母親としての日常を綴っていきます。

からすほどイメージの悪い鳥はいない。

 

ごみばこをあさったり、糞をおとしたり・・

 

でも、昔、こどものころは、いまほどイメージの悪い鳥ではなかった。

 

 

からすのぱんやさん、という絵本もあった。

 

からす、なぜなくの、からすは山に

 

かわいい七つの子があるからよ~♪

 

とか

 

からすが啼くから帰りましょ♪

 

とかいう童謡もあった。

 

 

でも、いつのまにか、からすは人間世界の嫌われ者となった。

 

 

でも、からすの巣ってみたことありますか?

 

からすの子育てって、ほんとうに山でやるんですか?

 

 

先日、見つけました。からすの巣。

 

まさに子育て真っ最中。

 

 

線路の上にあるパンタグラフの鉄柱の上に

 

木の枝でまるい巣が作ってあって

 

ひなたちに親がえさを運んでいる。

 

カラスの巣の下を近鉄線の電車がしょっちゅう通り

 

こどもがおっこちると助からないようなやばい場所。

 

 

数日後、気になり、見に行くと、

 

まさに巣立ちの前で、

 

こどもたちがいっしょうけんめい巣の上で羽ばたいて

 

飛ぶ練習をしていて、

 

それをすこし離れた電柱のうえから

 

親ガラスが見守っている。

 

あまり近づくと、親ガラスに攻撃されそうだったので、

 

さっさと退散したのだが。

 

 

そして、昨日はもう、巣はもう空っぽ、

 

こどもたちは巣立ったあとだった。

 

電車にひかれず、無事独り立ちしたのかな?

 

 

おめでとう、子育て完了、

 

からすも頑張ったんだな・・

 

 

空っぽになった巣をみて、

 

もうすぐ我が家も空っぽになるのかな、

 

とわが身とひき比べてみたりした。

 

 

からす、きらいですけど、

 

でも、そんなに嫌いじゃなくなりました。