からすほどイメージの悪い鳥はいない。
ごみばこをあさったり、糞をおとしたり・・
でも、昔、こどものころは、いまほどイメージの悪い鳥ではなかった。
からすのぱんやさん、という絵本もあった。
からす、なぜなくの、からすは山に
かわいい七つの子があるからよ~♪
とか
からすが啼くから帰りましょ♪
とかいう童謡もあった。
でも、いつのまにか、からすは人間世界の嫌われ者となった。
でも、からすの巣ってみたことありますか?
からすの子育てって、ほんとうに山でやるんですか?
先日、見つけました。からすの巣。
まさに子育て真っ最中。
線路の上にあるパンタグラフの鉄柱の上に
木の枝でまるい巣が作ってあって
ひなたちに親がえさを運んでいる。
カラスの巣の下を近鉄線の電車がしょっちゅう通り
こどもがおっこちると助からないようなやばい場所。
数日後、気になり、見に行くと、
まさに巣立ちの前で、
こどもたちがいっしょうけんめい巣の上で羽ばたいて
飛ぶ練習をしていて、
それをすこし離れた電柱のうえから
親ガラスが見守っている。
あまり近づくと、親ガラスに攻撃されそうだったので、
さっさと退散したのだが。
そして、昨日はもう、巣はもう空っぽ、
こどもたちは巣立ったあとだった。
電車にひかれず、無事独り立ちしたのかな?
おめでとう、子育て完了、
からすも頑張ったんだな・・
空っぽになった巣をみて、
もうすぐ我が家も空っぽになるのかな、
とわが身とひき比べてみたりした。
からす、きらいですけど、
でも、そんなに嫌いじゃなくなりました。