公演終了☆満員御礼！
「ニイナとオジィの戦世」2011年バージョン
おかげさまで、満員御礼！でーじありがとうございました！！！
本番の写真は撮影してくださった垣花みゆきさんの
「mas36」ブログをご覧ください☆
こちらのブログでも、後日、あらためて本番の様子をお知らせしてまいりますね！
というわけで、今日のところは
22日のリハの様子を振り返ってみたいと思います。
白いTシャツは池田卓さん。ステージで松島中学エンジェル・コーラス隊と初対面！
カッコいい卓ニーニーに会えて、みんなちょっぴり緊張しながらも嬉しくてニッコニコ☆
新良幸人さん、音響さんと三線の音の調整中。
ピアノの川満睦さんとも、
イントロ部分をどうするか、サラリと打ち合わせ、せーのでキメられるあたり、さすがです。
手前で何やら考え込んでいるのが、ピアノの川満睦さん。
今回は睦さんなしでは成立しなかった…。すごいコンポーザーであり、ピアノマン！
この物語を書く際、沖縄戦にまつわるいろんな楽曲を聴きながら書きました。
その中でも、これは鉄血勤皇隊のテーマソングだ！って想いながら
何度も何度も聴いたのが下地勇さんの「ガレキに咲く花」でした。
『ガレキに咲く花』 作詞作曲 下地勇
ざわめきの片隅に咲く花よ
生まれる場所を選べずに
誰も気づかない陽も当たらない
乾いたガレキにひとり根をはるの
ためらいながら今ひとときの命
川のほとりも草原も見ないまま散ってゆく
どこに根をはろうと美しく咲いて散る
それだけ後は何もない
生れし者は生きていたい
せめて誰かそばで見ていてほしい
力をふりしぼる今ひとりきりの命
野に咲きみだれることもないままに散ってゆく
どこに根をはろうと誇らしく咲いて散る
それだけ後は何もない
後は何もない
今、散ってゆく
物語の中で主人公ニイナは、地獄のような沖縄戦の中で必死に生きようとするオジィを見て、
「なんでオジィは生きていられたんだろう？死んだ方がよっぽどマシじゃない！」
と、吐き捨てます。
そんな彼女に見知らぬ男は一言、
「人は生まれたからには生きたい」
このセリフは
「ガレキに咲く花」からお借りしたセリフです。
平和な世の中に生を受けた私たち。
懸命に咲き誇れ！
ガレキの中でも根をはり、花を咲かせる力を
この物語から受け取ってもらえたら…
震災で被害にあわれた方々、
放射能汚染で愛する土地を追われた方々、
ガレキから復興を遂げた沖縄から、祈りをこめて上演しました。
23日の本番の様子はまたあらためてご報告しますね☆
たくさんの方のご来場、本当にありがとうございました！！！
朝から仕込み
今朝は9時集合で仕込み＆最後の稽古、
夜からはリハーサルです。
パレットにはたくさんの差し入れが届き、お菓子食べ放題コーナーができています。
稽古場所を提供してくださった「安次嶺琉舞研究所」さんからも
さんぴん茶をたくさんいただきました！
ごちそうさまです。
出演者のおばあちゃんが手作りしてくれた砂糖てんぷら☆
優しい甘さで、おいしかった～
にふぇーでーびる♪
クーラーがきいてるロビーでお弁当タイム。
みんな朝から稽古だったので腹ペコです。
その間、照明さんは明かりを創ってくれていました！
客電が消され、舞台にかっこいい明かりが入るとチムドンドンするのは私だけでしょうか？
いよいよはじまるんだ～～～！
夜からはリハーサルです。
卓さんは4時間かけて、今日、船浮から来てくれます！
Niinaさん、新良幸人さん、下地勇さん、ピアノの川満睦さん、一同に会するのは今夜がはじめて。
めちゃくちゃ楽しみです！
出演者も会場の皆さんもスタッフも、
みんなの心がひとつになる、素晴らしい舞台になると思います。
mas36ブログ
さきほど稽古が終わりました！
いよいよあした、
パレット市民劇場にて仕込み、リハーサルです。
ところで！
去年に引き続き、「mas36」のブログを垣花みゆきさんが書いてくださっています！
みゆきさん、今年も撮影スタッフとして参加してくださるので、
楽屋からステージ、リハから本番までの様子をしっかりご報告することができると思います。
ありがたや～～☆
みゆきさん！今年もゆたしくうにげ～さびら～～！！
稽古、また稽古
稽古も佳境に入り、泣いても笑ってもの世界に入ってまいりました！
ここ数日の稽古を写真で振り返ってみましょう☆
演出家・田原雅之さんも、のんびりディレクターズ・チェアに座ってなんかいられない…
手とり足とりの演技指導中！
コーラスで参加してくれる松島中学校のみんな。
手前の「あったゆういち」さんファンがいっぱいいて、黄色い悲鳴をあげていたのも束の間…
真剣そのものになっております。
昨年同様、主人公・亀吉を演じる金城秀平さん。
戦場で死にかける亀吉に中学生たちが歌で愛のパワーをおくっています。
ヒップホップから古典琉舞まで踊れるスーパー振付師の砂川政秀さん。
今回はダンスの中に琉舞のエッセンスも取り入れているので、
理子さんに手の動きを個人レッスン。
主演の愛さん、踊るの時の表情バツグンに良いです。
このシーン、すっごく切なくていいシーンなんですよ～～
Niinaさんもほぼ毎日、稽古に参加してくれて、生歌を聴かせてくれてます☆
音響、照明、舞台監督さん、スタッフも勢ぞろいして通し稽古☆
明日はいよいよパレットにてリハーサルです！
池田卓さん、新良幸人さん、下地勇さんも加わってくださいます☆
ゲネプロ公演＆本番、共に全力を出し切れるよう、
今日までみっちり稽古、集中しますよ～！
チケットは明日までが前売りとなります。
パレットの８階チケット・センター、または『コープあっぷるタウン』でも取り扱っています。
明日は夏至ですね。
平和を夕日に祈りましょう！
天から音を紡ぐ
ラジオドラマの放送、いかがでしたか？
今年は去年と違って、うちなんちゅ役はすべて沖縄の若者が演じてくれました。
6月23日の舞台は、この音声ドラマをベースに、
彼らがダンス・パフォーマンスを披露。
池田卓さんや新良幸人さん、下地勇さん
そして、去年に引き続きNiinaさんが歌を聴かせてくれます。
ラジオドラマと舞台版の一番の違いは
川満睦さんの生ピアノ。
舞台では、睦さん、どの出演者よりも長く、ピアノと一緒に出ずっぱり。
しかも
この物語のためにわざわざコンポーズした楽曲を弾いてくれます！
なんと贅沢な！
睦さんが稽古に加わってくれるようになってから、
稽古場の雰囲気は一変しました。
すごく良い緊張感と、やる気と、パワーがみなぎって、みんなでーじいい表情！
役柄の情感を今まで以上に丁寧に演じるようになった…気がする。
＜手前が睦さん…音魂を降ろしています＞
それにしても、睦さんの曲たちは、
なんて優しくて、切なくて、美しいんだろう。
それは睦さんが物語の世界の深いところまで入り込んでくれているからだと、
今日、お話してわかった。
内容が重たいだけに、天から音魂を降ろし紡ぐ作業は心も体も消耗するようで、
最近、なかなか眠れない…とポツリ。
睦さん、不眠にさせてごめんなさい。
そして悲しくて、美しいメロディたちを、ありがとうございます☆
演奏は祈り…という睦さんのピアノが
66年前、無念の中で亡くなっていった人々を癒し、血で染まった沖縄の大地を浄化し、
今を必死で生きる私たちを励ましてくれる。
6月23日は…すごいミラクルが起きそうな気がしています。