ラジオドラマ☆放送決定!
戦後65年の年にスタートした「ニイナとオジィの戦世」。
ラジオドラマの音源を使って役者がパフォーマンスを繰り広げるという
オーディオ舞台なる新ジャンルを作り、画期的な舞台を上演。
同時に全国のFM放送でラジオドラマも放送されました。
そして今年も「ニイナとオジィの戦世」のラジオドラマが放送されます!!!
主人公の声を演じてくれた、高良結香さんと池田卓さん☆
ラジオドラマと舞台とでは全く異なる仕上がりになっています。
<ラジオドラマ オンエアー日程>
● 6月17日(日) 21時~22時 FM沖縄
● 6月20日(水) 2時間の特別番組 25時~27時 FM東京
亀吉役・池田卓さん、元鉄血勤皇隊・大田昌秀さん、白梅学徒隊・中山きくさんの
インタビューもあります。
那覇国際高校☆合唱部
戦時下に生まれていたら、
映画を観に行くことも、
流行りの歌を歌うことも、
学校帰りに甘いものを買うことも
ぜーんぶダメ。
もちろん異性と口をきくなんて、超ご法度!
平和な時代に生まれてほんとにラッキー☆
大きな声で唄うこともできます。
しかもピアノの伴奏付きで!
67年前、沖縄では14歳からハタチ前後の学生が戦争に駆り出されました。
そんな彼らを描いた物語「ニイナとオジィの戦世」。
6月23日慰霊の日の公演まで2週間ということで、
合唱の練習も着々とすすんでいます。
昨年は松島中学校の生徒さんに天使の歌声を聴かせていただきましたが、
今年は沖縄県立那覇国際高校・合唱部の11人に歌ってもらうことになりました!
というのも、
松島中学の音楽の先生だったみゆき先生が那覇国際高校に転勤されたから!
今年もまたみゆき先生に指導していただきたい!
と、那覇国際高校にお願いして生徒さんの出演をオッケーしていただきましたっ
今年はどんなコーラスを聴かせてくれるのでしょうか?
本当に楽しみです。
歌う人も聴く人も
67年前の学生たちに想いを馳せてみてください。
沖縄戦を忘れず、平和のために活動し、そして毎日を一生懸命生きれば
彼らの死は無駄にならないはず。
学割☆あり!
鉄血勤皇隊。
ひめゆり学徒隊は知っていても、鉄血勤皇隊の存在はあまり知られていません。
沖縄ではまだ中学生の少年たちが戦場に駆り出されました。
日本広しと言えど、中学生が戦争に行かされたのは沖縄だけです。
「ニイナとオジィの戦世」は、
鉄血勤皇隊として沖縄戦に駆り出された中学生の亀吉と
<2012年バージョンの亀吉:親富祖主喜>
<2012年バージョンの美子:村山瑠紗>
女子学徒隊として野戦病院で看護に当たった美子、
そして現代を生きるニイナの物語。
<3年連続でニイナを演じる玉那覇愛>
沖縄の若者よ、
自分のルーツを知っていますか?
67年前の沖縄戦とあなたは無縁ではない。
おじいちゃん・おばあちゃんがあの戦争を生き抜いたから、
生まれることができた奇跡のいのち。
「ニイナとオジィ」、財政難の中にも関わらず
「沖縄戦の記憶を引き継ぐ」をテーマに毎年上演を重ねているのは、
あの戦で死んでいった人たちのいのちを無駄にしたくないから。
二度と戦世になってほしくないから。
そして
沖縄戦を知ることが、今をよりよく生きることにつながると確信しているから。
日々の悩み、ムカつくことも、イライラすることも、
沖縄戦のことを思えば、全部、どうでもよくなる。
平和な時代に生まれられたこと、
いまあるいのちにただ感謝。
6月23日、学校も休みだし、お友達同志、パレット市民劇場に来ませんか?
お昼の回は学割がききます!
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<前売>
【一般・学生】2,500円/家族&友達割(前売券)3枚 7,000円
【小学生・席が必要な未就学児童】1000円
(学割、小学生料金を知らずにチケットを購入してしまっても、
受付にてお申し出いただければ、
キャッシュバックいたします。3枚つづりのチケットも同様です。)
<当日>
【一般・学生】2,800円
【小学生・席が必要な未就学児童】1,000円
【未就学児童(ひざ上に乗せる場合)】無料
※「昼公演」に限り、中学生以上の学生は学生証の提示で
500円キャッシュバックの学割あり
2012年バージョン☆出演者
皆さん☆こんにちは!
「ニイナとオジィの戦世」上演まで1カ月を切りました。
この舞台は戦後65年の2010年にスタートし、今年で3回目の公演となります。
これまでは
ラジオドラマの音源に合わせて県内の学生さんたちが演じ、踊り、
合い間合い間にミュージシャンによる歌と演奏が入ってくるという
ちょっと変わったミュージカルでした。
今年はさらにバージョン・アップです!!
クラシック・バレエ、琉球舞踊、ヒップホップという全く異なるダンスを融合させたパフォーマンスに
若手の役者、学生さんたちによる演技、
そして、
沖縄を代表するミュージシャンたちの歌と演奏が加わるという
観たこともない実験的な舞台となります!
しかも出演者がめちゃくちゃ豪華!!!
<歌>
この舞台を創るにあたりインスパイアを与えてくれ、主題歌も作ってくれたniinaさん
ラジオドラマ・バージョンでオジィと亀吉のひとり二役を演じてくれた池田卓さん
物語を書きながら、何度も繰り返し聴いた「ガレキに咲く花」
今年もギター片手に唄ってくれる下地勇さん
そしてそして!
今年沖縄に移住し、沖縄のためにと様々な活動を行っているUAさんの出演も決まりました!
<パフォーマンス>
どうしても出演していただきたくて、直接交渉させていただき、
二つ返事で快諾してくださった
沖縄を代表するバレエアーティスト 緑間バレエスタジオ・緑間玲貴さん
http://www.midorima-ballet.com/
<左:緑間玲貴さん 右:演出家・田原雅之先生>
緑間玲貴さんの友人でもあり、niinaと「肝高の阿麻和利」で同じステージを踏んでいた
若手・琉球舞踊家 平敷勇也さん
琉球舞踊を観て涙したのは彼女の琉舞がはじめてです!
安次嶺琉球舞踊研究所・安次嶺正美さん
<右中央:安次嶺正美さん>
可憐な花のような存在感で観る者の心をキュンと掴む
緑間バレエスタジオ・前田菜美甫さん
<役者>
平田大一さんが監督していた那覇青少年プログラム時代から、
私の舞台に主演してくれているヒロイン
玉那覇愛さん
去年はラジオドラマでも大活躍してくれました
総合学園ヒューマンアカデミー那覇校 演技選択クラスの学生さんたち
演出家の田原雅之氏が率いるTheaterTEN companeyからも
若手俳優陣が出演してくださいます。
出演料を払うこともできないような舞台に
沖縄のためにと、こんなにたくさんの素晴らしいアーティストが集まってくれました。
基地のない沖縄、本当の平和を取り戻すために、
6月23日・慰霊の日、パレット市民劇場で想いをひとつに!
新しいフライヤーも間もなく完成します。
那覇市役所、パレット市民劇場、桜坂劇場、浮島ガーデンなど様々な場所で
配布いたしますので、ゲットしてくださいね~~☆
復帰40年の日に
2012年5月15日。
今日は沖縄にとって特別な日。
アメリカ占領下から日本へ再び帰属して40年目の日です。
今朝の新聞はもちろん復帰の記事一色でつづられています。
沖縄タイムスの社会面には沖縄歴史教育研究会が県内の高校生2300人を対象にした
意識調査結果が載っていました。
それによれば
85%の高校生が復帰の日を答えられなかったそうです。
少し前の沖縄タイムスには
「沖縄戦継承されていない」64%
という見出しで、男女共に6割以上の人が沖縄戦の体験が今に引き継がれていないと
感じていることが掲載されていました。
記事の中に
戦争体験者の高齢化や減少が進み記憶が風化が指摘される中、
基地問題をはじめ今の沖縄の諸問題の根源となった沖縄戦について、
次代にどう継承していけるかが問われそうだ。
と、ありましたが、
本当に急がなければと思います。
ウチナンチュなら何より一番知っておかなければいけないこと、それが沖縄戦です。
あなたは
沖縄戦という地獄を生き抜いたおじいちゃん・おばあちゃんから与えられた
奇跡のいのち。
沖縄戦を知れば知るほど、自分の存在が奇跡であることがわかるはず。
生まれてきたことに感謝。
生まれた意味を知り、沖縄の未来ために今こそはたらくときです。
今を生きる若い人たちにこのことをしっかり認識してほしい、
そんな願いと祈りを込めて、今年も「ニイナとオジィの戦世」を公演することにいたしました。
2年連続の赤字公演。
もう個人レベルでの公演は不可能ということで、様々な働きかけをいたしました。
その結果、那覇市が主催という形で応援をしてくれることになりました。
『那覇市・沖縄本土復帰40周年記念事業』としてパレット市民劇場にて
6月23日・慰霊の日、公演を行います。
すでにチケットも販売されています。
今も戦争と隣り合わせの沖縄に、本当の平和、輝く未来を創るために。
6月23日はあなた自身を知る、学びの日です。
未来への祈りの場へぜひ足を運んで下さい。
鍵山直子