ヒトに好かれるためには?~快適な対人関係のススメ | 始まりはアドラー心理学

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より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

人から「好かれたい幸」、「慕われたいショボン」というのは、
人間にとって根元的な欲求となります。
何故なら、人間は一人では生きていけません。
もし、あらゆる他人が自分と関わる事を拒絶したら、
まさに生命の危機となりますWARNING
反対に、より多くの人が関わってくれれば、
より有利に、より快適に生きていく事が出来るでしょうキラキラ
我々が人に好かれたがるのは、そのためです。

アドラー心理学では、対人関係を
「全人類共通の課題」と定義しています。
この課題をクリアするには、
まさにアドラー心理学を学ぶ事が最高の近道となります。
同時に必要なのは、実際に他人と触れ合う事です食事
多くの人々と触れ合えば解ります。
「人それぞれ違う」という事、
そして、「みんな同じ」という事が…。
この点については、以下で詳しく説明します。

他人と深い関係を築くためには、
それなりの人柄が必要となります。
当然ながら、人柄が良くなれば、より多くの人と、
より親密で快適な対人関係を営めるようになります。
さらに、恋愛や結婚でも有利になりますね結婚
人柄を良くするために、心を変える努力は特に必要ないでしょう。
取り敢えずは、行動(言葉、態度)だけ変えれば十分だと思います。
何故なら、世にいう人柄とは、人物の内面(思い)を表すものではなく、
単に行為や行動だけを見て判断した憶測に過ぎないからです。
心根の善し悪しは関係ありません。
ただ、日頃の行動が良ければ「善い人」、
逆に迷惑な行動ばかりだと「悪い奴」というように、
短絡的に決まるのが世間的実情なのです。

世の中では、メチャメチャ温かい人柄なのに、
それを行動で表さないがために、「冷たい人」、「高飛車で嫌な奴」、
…などと勘違いされてる人が大勢いますヤレヤレ・・・
反対に、周囲から慕われる人気者が、
実は強烈に腹黒かったりする例も少なくない訳です小悪魔ピース
世の中には、生まれつき良心のないタイプの人間(サイコパス)が
100人に1人いますが、特に他人を傷付けたりしない限り、
「悪い奴」とはいわれません。
例えサイコパスとて、行動に支障がなく、
周囲に好意的な印象を与えられていれば、何ら問題はないのです。
実際、行動とは裏腹に、邪な願望や目的を隠している人は、
世の中に溢れるほどいます混雑
いや、広い意味では全員が該当者といって良いでしょう。
元来、子供は誰だってナルシスト(自分が好き)で、
エゴイスト(自分が一番)で、しかもサディスト(S)です。
ただ、それを前面に出したままでは、
いずれ誰からも相手にされなくなります悲しい
そうならないために、

我々は、生まれてから今日まで学び続けてきました。
結果、上手く学べた人は「善人」と呼ばれ、
そうでない人は「悪人」と呼ばれているのです。
それが、実際に善か悪かは解りません。
間違いないのは、何もしない善人より、
他人の役に立つ悪人の方が人々から求められるという事です。

いくら、邪な願望を抑えても、どんなに心を美しく磨いても、
他人に対して何もしなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
何もしない者を解ってくれる人間などいません。
同時に自ら行動しなければ、他人の事だって何も解り得ないのです。
ならば、何をすれば良いのでしょうか??
それを、我々は生まれてから今日まで学び続けているのです。
そして、模索し続けています。
思いと行動の矛盾、喜びと苦しみの相克に挟まれながら…きゃぁ~いや

対人関係を良くしたいのであれば、自己愛やエゴを
努めて表に出さないように抑える必要があります。
もちろん、それは容易な事ではありません。
それでも、他人に慕われたい、対人関係を良くしたいと思うならば、
我慢せざるを得なくなりますうーがまん
それは、我慢するストレスよりも、
他人に嫌われる苦しみの方が大きいからですアップ
もし、得る幸せよりも返って苦痛の方が大きいのあれば、
無理に耐える事はないでしょう。
他人のために自分を殺すようでは、
誰のための人生か解らなくなりますよね。
元より、自分を最優先するのが人間の本能なのですから、
それを否定したら生きてる意味さえなくなってしまいます。
従って、嫌ならば遠慮なく止めて構わないのですOK

ただ、多少のストレスであれば、諦めずに続ける事を推奨します。
何故なら、人間の思いは年月によって大きく変わるからです。
例えば、以前の僕は笑顔が苦手でした。
接客業に従事する者にとって、それは大きなハンデとなります。
笑顔が苦手な人間が無理して笑顔を作るのは、

かなりのストレスです困った顔
当時は、面白くないのに笑うなど、

バカみたいだと思っていたので、余計に苦痛でした汗
あれから、10年以上経った今、
もはや、笑顔は得意分野と化しています笑顔
それは、少しづつ出来る範囲で継続したからです。
そんな中で大切な事に気付きました。
人間は、面白い時だけ笑う訳ではありません。
笑顔は、他人に対して好意や愛着を感じる時に自然と出てきます。
相手の役に立ちたい、また、好意や敬意を相手に敬意を伝えたい、
…という時に、素直な行動という形でスッと表に出てくるのですにんまり
この学びは、諦めずに笑顔を続けた賜物といえます。
つまり、行動が思いを変えたのです。

自身の行動に対して他人が喜べば、自分も嬉しくなりますねやった
逆に自身の行動で他人が苦しめば、自分も悲しくなるでしょうトボトボ
これにより、人間は自分が幸せになるような行動を繰り返し、
逆に嫌な気分になるような事は避けるようになります。
例え、思いと違う行動でも、それで相手が喜んでくれたら、
やはり嬉しいですよね。
この嬉しさが思いを変化させます。
従って、より他人を喜ばせれば自分も幸せになり、
それに連れて自身の心根も変わるという事です。
だから、心にもない行為であっても、どんどん表に出してください。
いずれ、心から素直に難なく行えるようになれますOK

今より対人関係を快適するために、難しい努力など必要ありません。
やるべき事は実にシンプルですお花。
昔からの教訓で「自分が嫌な事は他人にしない」、
…というものがあります。
反対に、「自分が好いと思う事を他人にもせよ」、

…という言葉もありますが、
これら誰でも知ってる当たり前の事を心掛けるだけでも、
かなりの恩恵が見込めるはずです。
もう1つ再認識すべきは、
他人の振り見て我が振り直す」という教訓です。
これが出来ないと「自分の事を棚に上げる」ような事態に
陥りやすくなりますガーン
そうならないためには、他人の言動をよく観察する事ですじっ
もし、「いいなおぉ~!もやしもん」、「素敵だなうれしい」と思ったら、
遠慮なく真似しちゃいましょう。
初めは違和感があっても次第に慣れ、
いずれ自らの行動パターンとして必ず固定化します(性格となる)。
反対に、他人の言動に「酷いしゅーん」、「ダサいむむ」と感じたら、
自分の中に同じ要素がないか確認するのが先決となります。
これを実際にやってみると愕然とするはずです。
今まで、他人の言動に「バカじゃねふふん?」、
「最低だなむっ」といっていた台詞が、
倍返しのブーメランとして跳ね返ってくるかも知れませんブーメラン  ビックリ!
でも、それは人間にとって大きな第一歩となります。
直ぐには改善出来なくても、
いずれ克服出来る瞬間が必ず訪れるはずです。

以上を心掛ければ、人間として好ましい行動と避けるべき行動が
少しずつ解るようになっていきます。
解れば締めたものですヤッタ!
それは、年月と共に蓄積し、
一生を通じて繰り返し利用出来る大きな武器となります。
そして、利用すればするほど、
より快適な対人関係が営めるようになるはずです人

ならば、具体的に「良い行動」とは、何を指すのでしょうか??
簡単にいうと、他人が「快い満足(こころよい)」と思えば、
それだけで良い行動といえます。
反対に「不快泣」と思えば悪い行動です。
当たり前ですが、この「快」と「不快」の感覚が
あらゆる善悪の根本となります。
従って、人柄が好い、善人、人気者、などといわれる人たちは、
他人に「快い」と感じさせる行為を多く実践している訳です。

では、他人が「快」を抱く行為や行動について、
いくつか試しに挙げてみましょう↙

・笑顔や挨拶
・気配りと心配り
・約束を守る
・通行や席を譲る
・「ありがとう」、「ごめんなさい」などの言葉
・話し掛ける、気に掛ける
・人の話をよく聞く
・人の行動や成果を誉める、もしくは認める
・他人の意思を肯定、もしくは尊重する
・相談に乗る(乗ってもらう)
・困った人に手を貸す、励ます
・頼まれ事は即座にこなす
・面白い事をいう、する
・間違いを指摘する(怒らない、説教しない)
・他人のミスや失敗を許す


…キリがありませんね。
どれも当たり前の事ばかりですが、
こういう些細な行動にこそ大きな価値と恩恵がある訳です。
皆さんも考えてみてください考える
またまだ色々と出てくるはずです。
その中で1つでも良いので、
実際に行動して試してみたらどうでしょうか??
今までとは違う周囲の反応に、驚くかも知れません。

既に述べた通り、対人関係は全人類の共通課題です。
我々は、この課題を互いに触れ合う事によって共同で学んでいます。
もし、悩んだり、躓いたりしたら、
アドラー心理学に頼ってみてください。
自身の課題を解決に導く全てのヒントが、そこにあるはずですサーチ