気分とホルモン | 始まりはアドラー心理学

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より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

当テーマでは『気分』について考えていますペン

人間は気分に流される生き物です。
気分が良いと、物事に対して積極的になり、
あらゆる日常が輝いてきますキラキラ
多少の失敗や不運があっても、気分が良ければ弾き返せますよね。
逆に気分が悪いと、それだけで不幸な上、
やる気も望みも沸いて来ません。
いざ行動してもミスや失敗が多くなり、
そこから立ち直るのにも一苦労ですあせる

アドラー心理学では、

「人生は自分の思いによって作られる」といわれています。
思いは気分の影響を強く受けるので、
「人生は気分次第」といっていいかも知れません。
スポーツの世界では、メンタルが重視されますが、
それも気分の事ですよね。
従って、「気分を制する者は世界を制す」ともいえる訳です。

人間の気分は、状況によって臨機応変に変化します。
朝と夜、夏と冬、オンとオフでも変わりますし、
または、日々の出来事や他人の言葉などによっても、
時と場合で目まぐるしく変化しますよね。
それは、体外からの情報によって、脳の活動状態が変わるからです。
当然、外の情報そのものが、

直に脳を変化させてる訳ではありません。
脳を変化させる刺激は、人体の内部に存在します。
つまり、体外から受ける刺激が、
脳内で別の刺激に変換されている訳です変わる

気分に自律神経が大きく影響している事は
既に過去の記事で述べました(この記事)。
これより、さらに直接的な刺激を、脳に与えているものがあります。
それは、ホルモンです。
ホルモンには、脳や神経や臓器を含め、
あらゆる体内活動を管理する役割があります。
人体に、機械と同じような
レバーやハンドルがあると考えてみてくださいハンドル
これらを、絞ったり、開放したり、強度を高めたり、低くしたりして、
臨機応変に人体をコントロールするのが、ホルモンの役割です。
具体的には、「お腹が空く」、「おしっこが出る」、
「眠くなる」など、整理現象の他に、
「元気が出るがんばる」、「気持ちが落ち着く満足」、
「嬉しくなるきゃぁ~」、「不安になるしゅーん」などの心理現象も、
全てがホルモンの働きによります。

中でも、人間の気分に大きな影響を与えているものについて、
以下に説明したいと思います↙

・セロトニン
脳内エネルギー物質と呼ばれており、
不足すると精神が不安定になり、酷い場合は『うつ』に陥ります。
分泌のスイッチは太陽の光です晴れ
基本的には、夜に寝て朝に起きる生活を送っていれば、
特に問題はないでしょう。
分泌はリズム運動によって増やす事も出来ます。
継続して体を動かす運動ならば何でもOKです。
歩く、走る、踊る、筋トレ、自転車、ラジオ体操などの他、
楽器の演奏や歌にも効果があります焦るゴルフ2わーい踊る
最も手軽なのは瞑想です。
目を閉じて、リズムを感じながら腹式呼吸をするだけなので
どこでも出来ます。

・アセチルコリン
これも、脳内エネルギー物質の1つです。
覚醒や記憶力、学習能力に関わるホルモンで、
不足すると頭が働かなくなり、思考力が低下します。
特に高齢の方は認知症に関わってくるので、注意が必要です。
アセチルコリンは、食品に含まれるレシチンが原料となるので、
進んで食べる事を勧めます。
特に多く含まれているのは、大豆やナッツ類、そして卵です目玉焼き

・テストステロン
いわゆる男性ホルモンですが、女性の体内でも分泌され、
とても大切な作用を働きをします。
テストステロンは、人間の行動を司るノルアドレナリンや
ドーパミンとも大きく関わっているおり、
不足すると元気や意欲が減退してしまいます。
男性の場合は『うつ』状態になるので、特に注意が必要ですWARNING
中高年辺りから分泌が下り坂になるので、
その年代の人は、何かしらの対策が求められます。
テストステロンの産生には、タンパク質の摂取が不可欠です。
他に、玉ねぎやニンニクにも分泌を増やす効果がありますにんにく

テストステロンを分泌する睾丸(金たま)は高い温度に弱いので、
長湯や長時間のサウナは避けた方がいいでしょう。
特に問題となるのは、ボクサーパンツやブリーフの着用ですブリーフ
該当者は、迷わずトランクスに変更してくださいトランクス(下着)

・女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)
男性にも分泌しますが、女性のみが精神的な影響を受けます。
月経前や更年期に女性が情緒不安定になるのは、
女性ホルモンの分泌量(バランス)が変わるからです。
エストロゲンは女性にとって元気の源であり、

不足すると気分も体調も悪くなりますさげ
特に、肥満(痩せ過ぎ)や喫煙は分泌のマイナス因子になるので、
該当する方は気を付けてください。
食べ物では、納豆や豆腐や豆乳などの大豆食品、
その他、ナッツ類を摂る事を勧めます大豆アーモンド
豆類に入っているアグリコンには、エストロゲンに似た効果があり、
いい具合に不足を補ってくれるはずです。

上記の通り、ホルモンの力を発揮するには、
規則正しい生活とバランス良い食事が不可欠となります。
つまり、夜は充分に眠り、朝はシャキッと目覚め、
適度に運動し、適切な食事を摂っていれば、
常に良い気分と体調を維持出来る訳ですねOK

当たり前ですが、誰もが幸せになるために生きています焦る    aya
幸せとは、良い気分でいる事に他なりません。
幸せになるには、様々な希望や目的を持ち、
それらを果たす必要があります。
目的を果たすには、相応の能力や技能が必要となりますが、
それだけでは不充分です。
目的達成には、何より良い気分でいる事が大切になります。
先に挙げた能力や技能は、
気分が良くなければ、上手く発揮出来ないからです。

気分を良くするために、ホルモンの力を利用する事は、
科学的にも理に適っているといえます。
上記のホルモン効果を高める方法として、

運動や食事を挙げましたが、
これらが、物事を成功させるために、大きく役立ってくるのです
目的を果たし、物事を成功させたいのであれば、
相応の能力や技能を高めるだけでなく、
ホルモンの力を利用しない手はありませんOK

気分に影響を及ぼすホルモンは、他にも色々とあります。
詳しくは次回で説明したいと思いますペン