めしや長次郎

めしや長次郎は、
竹尾のパチンコ屋に隣接する飯屋さんです。

定食やセット物はなく、
丼物ばかりのシンプルなメニュー構成ですが、
そのバリエーションはハンパありません。
親子丼３種、カツ丼２種、生姜焼き丼、海老フライ丼、
サラダ丼、ローストビーフ丼など(以上、味噌汁と御新香付)、
多種多様な丼物があり、
さらにカレーやナポリタンまで用意されています。

３種の親子丼とは、
定番の醤油の他に塩と味噌。
前回、僕が選んだのは
海老だし味噌味の親子丼でした。

口に含むと、海老の香りが広がり、
食べるごとに旨味が増していきます。
ただ、少々味が薄く、丼ものにしては物足りない感じでした。

今回選んだのは、卵とじヒレカツ丼。

新潟といえば、たれカツ丼の方がメジャーなので、
卵とじタイプを食べる機会はそうそうありません。
それが、久々に食べられるという訳で、
ウキウキして注文したんですが、
食べてみて驚愕しました
「あれ、卵とじじゃない」

卵とじカツ丼といえば、鍋でトンカツと玉ねぎを割下で煮込み、
最後に卵を流し込んで、ご飯に乗せたものですよね？
つまり、親子丼と同じ作り方です。
ところが、このカツ丼は、カツが煮込まれていません。
割下で煮た玉ねぎと半熟卵が掛かってるだけ。
これでは、断じて卵とじカツ丼とはいえません。

…しかし、です。
むしろ、僕は感動してしまいました。
何故なら、未だかつて食べた事のない、
素晴らしく旨いカツ丼だったからです
煮込まれてないだけにカツはサクサクで、
しかも甘辛く絶妙な味付けがされています。
何と、このカツ丼、
たれカツ丼に半熟卵を掛けたニュータイプだったのです。
そして、肉の柔らかい事
固いものが苦手な母親(入れ歯装着)でも楽々と食べられました。

今回は、付け合わせとして、
生ハムサラダと鴨肉サラダを注文しましたが、
これも、なかなかの旨さでした。
長次郎には、このようなサイドメニューが豊富にあり、
しかも価格は１００～３００円と
実にリーズナブルです。
丼物に、カツやエビフライをトッピングして、
よりゴージャスにする事も出来ます。

この店の良いところは、味と価格と
バリエーションだけじゃありません。
休憩時間がなく、
営業時間内なら、いつ行っても入れる点も魅力です。
僕みたいに昼過ぎまで爆睡する『生活不規則人間』でも、
気軽に利用出来ますよ。
また、マスターを初め、
店員の元気な挨拶と笑顔にも好感が持てます。

めしや長次郎は、
一度行くと、また行きたくなる素敵な飯屋です。
もう、今回で４回目ですが、
また春頃に行こうと思います。
皆さんも、興味があれば、行ってみてください。