世界各国に親しまれ、信頼されている日本。日本の伝統文化・精神文化は、世界でも類稀な万世一系の天皇制の基に育まれてきた。「和を以って尊しとなす」から始まる「十七条憲法」、十二の徳目を集大成した「教育勅語」は、日本精神・武士道に反映されている。そして、今なお世界に通用するとされている。しかし、戦後、GHQによる占領政策の一環として行われた「WGIP」により、これらは全て封殺され、日本人に「東京裁判史観」が植えつけられた。
有史以来、とくに明治維新以降、日本が世界に誇るべき史実には、枚挙に暇がない。例えば、敵国の将兵を救出した帝国海軍の武士道精神だ。帝国海軍「雷」の工藤艦長はインドネシアのスバラヤ沖海戦で撃沈された英軍艦の将兵四百名を救出した。工藤艦長は英軍人に向かって「勇敢に戦ったあなた方は、国のために全力を尽くした。あなた方は本艦のゲストです」と述べ、ディナーを振る舞った。
救出されたフォール中尉は、「今ある命は、あの時日本人に救われた」と心に刻んでいた。平成八年、「マイ・ラッキー・ライフ」を出版。冒頭に「この書を私を救ってくれた大日本帝国海軍中佐・工藤俊作に捧げる」と記した。平成二十年、八九歳となった同氏を日本に迎え、赤坂プリンスホテルで英国大使・外務大臣参列の下、顕彰記念式典が行われた。教科書にも載らず、反日メディアも一切報道していない。
明治二十三年、紀州串本沖で遭難したトルコ人を命がけで助けた。漁村の人々の手厚い看護で助かった人々が国に帰り、日本人の暖かいもてなしを百年過ぎた今なお伝えている。トルコが親日国となった所以だ。遭難した人を助けるのは日本人には常識だ。尖閣で遭難した中国人を助けたのも海上保安庁。大挙してやってきた中国漁船は自国の船員すら助けていない。
土木技師の八田與一は台湾南部の不毛の土地に当時世界一のダムと灌漑用水路を建設し、日台信頼の架け橋を築いた。そのおかげでその土地に住む人々は豊かになり、農民から『八田先生は神様だ』とまで言われた。そして、今なお『台湾の大恩人』と崇められている。この事業がもたらした利益は計り知れない。完成七年後の昭和十二年、この地域の米の生産額は、工事前の十一倍に、サトウキビ類は四倍になった。農作物は、大輸出品となった。稼いだ外貨は工業化を促進、産業の高度化を支え、台湾の奇跡的な経済成長に貢献した。植民地にしたなど、トンデモナイ話だ。
日本人は縄文時代から助け合い分かち合い、仲良く暮らしてきた。今、安倍総理は、世界に誇れる「美しい国日本」の国づくりを進めている。年頭にあたり、歴史を正しく学び、先人が築き上げた素晴らしい国日本! 世界から親しまれ、信頼されている日本!を再認識したい。世界から信頼されるために、全方位外交を展開し、日本主導のアジア~世界の平和と繁栄に貢献する安倍政権。反日メディアや野党に騙されることなく、子々孫々のためにも、安倍政権を確り支えたいものだ。 (典)