木 上 様 (世論の会投稿)
H26.12.23 篠田 亮
BSフジPrime News 12/23放送分“選挙制度等論議”に下記意見
を発しました。お目にかけます。
記
司会役の両人共々、“二大政党”信仰に染まっていると見る。
政権交代可能性に信を置くものだろう。
そはセイジ腐敗抑止力期待とか、国会論議の重厚化への期待か。
されど、前者は議員の質の問題と考えるべきだし、政治資金規正
法の実効性の問題とか、有権者も併せた問題と解すべきこと。
後者は如何なる政治理念を選ぶのかが本質だ。英国などは社会階
層と縁深いセイジ思想が作用する政党であり、米国には建国以来
の上層部の他に、奴隷解放や世界的な経済力卓越が吸引した移民
層からなる大きな政治基盤が政治案件毎に離合集散しているのだ
ろう(議員の党議拘束がないこともあるが拘束できない政党とも
いえる)。
翻って我が国では国家の存在自体を否定し、又は積極的支持しな
い者半数にも及ぶ実情で、米英のような政権交代の基盤がないこ
とを看取しないのは真に不見識。約120年前、国会開設の頃の日
本人とは大違いを認識し、曲りなりに戦後も機能してきたのは敗
戦前の志操有る者が地を払っていないことに理由ありを知るべし。
(了)