「経団連は国際社会に誤ったシグナルを発信するな」 | 日本世論の会 本部

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経団連会長 米倉弘昌 殿

「経団連は国際社会に誤ったシグナルを発信するな」

<民間交渉なら、「こちらに問題は無い」では通らない。相手が問題というなら、解決するのがトップの役割だ」>
28日まで中国を訪問していた経団連の米倉弘昌会長は、現地の記者団にこう語り、関係改善に向けて、政府
首脳レベルでの対話の必要性を訴えた。

 中国社会はもともと、法が確立しておらず、道徳心が低く、金欲の秩序が支配する、国際社会から見て深刻な
カントリーリスクのある難しい国である。その中国に対して、私的権利のリスクを侵して投資を敢行して予想通り
のリスクが発生し、事業展開に齟齬が生じたからといって、国家主権が危ぶまれる解決を政府に求める買弁的
無責任な経営者は、経団連会長のポストにふさわしくない。

 尖閣の問題は、領土という国民に永久に保障された基本的権利が確保されるか、侵害されるか、憲法第11条
の国家主権の優先的課題である。
経団連の私的権利は、憲法第12条により不断の努力により保持する自由が保障されている即ち政府が関与し
ないとされており、且常に国民の公共の福祉(国民の基本的権利に対する永久の政府保障措置が含まれる)の
ために使用されなければならないものであることを、確かと認識すべきである。以上


湯澤甲雄 元都市銀行支店長 横浜支南区大岡3-41-10 電話 045-713-7222