まずは以前日本語オーナーで使った、ある高校生の一日という資料で説明高校生の生活を紹介した。これは私が高校教師をしていた時の生徒にお願いして作ってもらった資料だ。
その後、先生の希望で「漢文訓読法」を紹介した。「漢文訓読」はレ点とか一二点などを付けると、中国語が日本語になるという優れものの翻訳方法だと思う。日本で中国の古典が学ばれているということもちょっとした驚きのようだった。「春眠暁を覚えず」を日本語で何回か読ませたが、期待通り全員大きな声で合唱してくれる。そうなるとついつい気分が乗ってしまって、「春はあけぼの」の最初の一文を覚えてね~と何回も合唱させた。全部覚えるのは無理でも「春はあけぼの」だけでも覚えていつか日本に行ったとき、日本人に言ってみたら「すごい!」って言われるよ。と教えておいた。「あけぼの」も「あかつき」も朝を表す言葉、きれいな表現でしょ?こうやってたくさん単語を覚えてね。ってな感じでしゃべっていたら、授業の終わりを告げるチャイムが鳴ってしまった。久しぶりの授業、本当に楽しかった。リスニングの授業を1回分潰してしまったけれど、私の日本語リスニングということで許してもらえるだろう。
一人でも、日本の古典に興味を持ってもらえたらいいなあ~と思った。