
PMX-003 ジ・O
「機動戦士Zガンダム」のラスボス!
ニュータイプ、パプテマス・シロッコ専用モビルスーツ!!
シロッコが、自分の船、超大型輸送船ジュピトリスの船内で、
自分専用に開発した、超高性能モビルスーツ!
シロッコの感応波で駆動する、独自開発のバイオセンサーを搭載し、その巨躯に似合わない機動性能を発揮!
その推力は、モビルアーマーをも凌駕するほど!
最終決戦で、ゼータ、百式、キュベレイと、激戦を繰り広げました!!
なお、「ジ・O」とは、神の意思、という意味なのだとか。
シロッコ「そんなモビルスーツで、このジ・Oに勝てると思っているのか!シャア!!」
ジ・Oとキュベレイの猛攻に、腕を、足を、次々と失っていく、シャアの百式!!
シャア「まだだ!まだ終わらんよ!!」
シロッコ「道を誤ったのだよ!貴様のようなニュータイプのなり損ないは、粛正される運命なのだ!分かるか!!」
……
コロニーレーザー内部の、劇場跡で……
シロッコ「天才の足を引っ張ることしか出来なかった俗人どもに何ができた!? 常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だ!」
カミーユ「違う!!」
シロッコ「ちっぽけな感傷は、世界を破滅に導くだけだ!少年!!」
……
そして……
百式はハマーンのキュベレイに敗れ去る……
コロニーレーザーが発射され、ティターンズ艦隊全滅!
ハマーンも、アクシズ軍を率いて撤退!
残るは
カミーユのゼータとシロッコのジ・Oの一騎打ち!!
……
カミーユ「お前だ!いつもいつも、脇から見ているだけで、人をもてあそんで!」
シロッコ「勝てると思うな!! 小僧ーーッ!!!」
カミーユ「許せない…俺の命に変えても…!体に変えても…!こいつだけは!!」
シロッコ「こいつ……なんだ?」
カミーユ「わかるはずだ!こういう奴は生かしておいちゃいけないって…!
わかるはずだ、みんなにはわかるはずだ!!」
カミーユ「分かるまい!戦争を手段にしているシロッコには、この俺の体を通して出る力が!!」
シロッコ「体を通して出る力だと?」
カミーユ「俺の体を、みんなに貸すぞ!」
「それでいい、カミーユ!」
カミーユ「うおおおおおおおお!!」
シロッコ「ジ・O!動け!ジ・O!!なぜ動かん!?」
カミーユ「ここからいなくなれーーーー!!!」
ズギャギャギャ!!
シロッコ「私だけが…死ぬわけじゃない… 貴様の心も、一緒に連れていく… カミーユ・ビダン…」
カミーユ「シ、シロッコ、やったのか? 光が…広がっていく…?」
ドカーーーーン!!!
ファ「カミーユ?生きてるんでしょ?カミーユ?返事をして!」
「カミーユ!」
カミーユ「あ? …大きな星が、ついたり消えたりしている… アハハっ、おおき~い…!
彗星かなあ? いや、違う…違うな。彗星は、もっとォ、バアッ!って動くもんなー」
ファ「ああっ、ああっ…」
カミーユ「暑っ苦しいなあ、ここォ? うーん、出られないのかなあ? おーい、出してくださいよう、ねえ?」
精神崩壊をおこしてしまった、
カミーユ・ビダン……
キュベレイに破れたシャアの百式……
しかし、そのコクピットのハッチは開かれていた。
「機動戦士Zガンダム」 fin……
本当に、衝撃的なラストでした……
……
……
ジ・Oは、旧キットは発売されてなくて、
HGUCが初キット化となりました!
発売された時は、本当に嬉しかったし、興奮しました(^-^)
もともとジ・Oがデザインされた時は、当初から「商品化の事は考えなくてよい」と、デザイナーに打診があって、思い切り好きに描けたのだそうです。
胸部は、グループ5のレーシングカー
「ポルシェ935ターボ」のフロントノーズ部分の形状が参考にされたそうです(^-^)
僕は、スーパーカー世代で、ポルシェ935ターボは大好きな車だったので、その話を知った時は、すごく嬉しかったです\(^^)/
……
衝撃的なラストだったテレビ版「機動戦士Zガンダム」……
でも!
劇場版のラストは違いました!
シロッコと戦う時のセリフも、ちょっと違う。
カミーユ「あなたはいつも傍観者で、人をもてあそぶだけで!」
シロッコ「私には、その資格がある!」
カミーユ「その傲慢さは、人を家畜にすることだ!人を道具にして!それは一番、人間が人間にやっちゃいけないことなんだ!!」
教え諭すような、カミーユの物言い。
……
そして、シロッコの呪い(?)を、カミーユは打ち破り、精神崩壊は起こりません!!
ファ「カミーユは大丈夫なのね!手も足もちゃんとあるのね!!」
カミーユ「ファだけは、幻覚でもなければ、意識だけの存在でもないんだ!こうやって抱くことができる!」
ファ「カミーユだって、私が抱けるから、嬉しいのよ!」

抱き合って宇宙をただようカミーユとファ。
劇場版のカミーユは、全体を通して優しかった……
そんな優しかったカミーユに、ふさわしいラストでした(^-^)
良かったね(^-^)(^-^)(^-^)
……
最後に、テレビ版のその後。
精神崩壊した、カミーユ・ビダン……
アーガマに、モビルスーツを盗みにきた
「機動戦士ガンダムZZ」の主人公、
ジュドー・アーシタ。
ジュドーに何かを感じたのか、
カミーユはジュドーに何かを託します。
その後、アーガマを離れ、病院に入院。
カミーユの付き添いに、一緒にアーガマを離れたファに、看病されながら療養。
しかし!
ところどころで、思念だけで、
ジュドーや仲間たちにアドバイスしたり、指示を出したり。さすが史上最高のニュータイプ!
プル「優しいね、カミーユって。わたしが戦ってる間、ずっと声をかけてくれたもん。」
その後、ファの看病もあって、病状は少しずつ回復。
ジュドー「カミーユ。あとの事は俺たちにまかせて、あんたはゆっくり休んでよ。」
カミーユ「ああ。」
ジュドー「え??」
そして、ダブルゼータの最終回。
放送時間の関係上、カットされたというシーンとセリフ
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木星へと旅立つジュドー。
ジュピトリス2の船内で、星空を眺めながら
ジュドー「人と人は、つながることが出来る……俺はそう信じてる。そうだろ?カミーユ」
「え?俺、なんでカミーユを……」
「フッ。カミーユ・ビダンか……」
そして、
あのラストシーンへ。
↓↓↓
完全に回復したかは分からないけど、
カミーユは笑顔で、夜明けの浜辺をファと一緒に走っていました(^-^)
この後、2人が抱き合います。
……この後、カミーユは、公式にはその後のガンダム作品には登場しません。
ファとともに、いつまでも幸せに暮らしました。
僕は、そう思っています(^-^)
んー、良かった良かった(^-^)(^-^)(^-^)