
尾を振らねば捨てられた、
噛みつけばやはり同じで、
弱きとして映らねば、
不要に過ぎると言い放たれる、
放火を経て赤く染まりしその背中、
牙剥く舌に垂れる赤、
群れなす獣はガソリンを吸い、
座礁のタンカー食い散らして、
重金属の犬は生まれた、
誰の狗にもなりはしないと、
鈍い黒の毛並みに炎、滑走する赤レンガ、
死神でさえも追えぬ速度で、
要らないものは要らないなりに、
刃向かう爪と義を噛んで、
氷の道にはイバラの花が、千切りながら駆けてゆく、
重金属の犬が生まれた、
ヒトごときの手を舐めはしないと、
逆立つ毛には紅蓮が宿る、
疾走する暗黒を、重金属が群れなし暴れ走ってく、
