
僕の左手、汚れてるんだ、ケガを重ねて握り拳も作れない、
指笛鳴らして獣を呼ぶだけ、闇を裂くだけ、
張り詰めた大気に一閃、響けよ光、
血に濡れたこんな手じゃ、あの娘にも触れられない、
白い葬列、風車の港、今日も誰かが死んだらしい、
指笛鳴らして伝え鳩呼ぶ、あの娘に手紙を、せめて右手だけは穢れなく、狂想曲を紡ぎたいから、
港を離れる、僕はどうにも徒花で、清廉さには馴染まないから、
また別の港へ向かう、
自由の代わりの孤独を抱いて、葬に咲くべき花を探すよ、
風が聞こえる、
自由が呼んでる、
あの娘のいない未来に光があるとは思えないけど、それでも僕は未知が知りたい、
自由と云う名の孤独が呼んでる、
明日と云う名の未来に導かれてる、
この汚れた左手は、血に飢えては掴む悪魔を、
この汚れた左手で、柄になくも光を手繰る、