
いつの日も、帰りたくなるこの場所は、
青さばかり抱えて歩いた思い出の、
優しさだけが残ってる、
雨季の空をツバメが飛んで、映画を真似て幾度となくゆく、
雨のなかでも晴れた日だったら、
そしてじりじり太陽光るなかならなおさらに、
この先、なにがあるか知る今でさえ、
僕はなんども行くんだろう、
雑木林、防波堤、続く光が導く海は、
いつも僕らを待っていて、そしてまた歩いてく、
夏がくる、
光が閃く季節がくるよ、
夏を待つ、
そして、僕らはこの廃線路、高い背丈の夏草を、踏みつけながらこの道をまた歩くだろう。