思い出の花 -80ページ目

カラスの山


田舎暮らしに
飽きたのか
田舎暮らしに
愛想を尽かし
都会に出て来た
山カラス

針がねハンガー
織り交ぜて
鉄骨の住居構えた
スタイル変えた

田舎料理に
飽きたのか
田舎料理に
愛想を尽かし
都会に出て来た
山カラス

ソースとクリーム
織り交ぜて
フランス料理に舌鼓
ゴミまたツツキ

都会のカラスは
言ったとサ
田舎の
「カァー」ちゃん
恋しくて
帰ろう「カァー」と
思う日々
今更どの面下げて
帰れるもの「カァー」
苦しいと「カァー」
辛いと「カァー」
そんな時はお山に向い
「カァー」って
一言鳴くのサ

今日も都会は
田舎から
出て来たカラスが
山の様に
居るんだと「カァー」

刺の束


この街
この世の中に散らばる
トゲが突き刺さる

膝を抱え
顔を伏せて目を塞ぎ
時には耳を塞ぎ
自分を守る為に
心を塞ぐ

鋭いまなざしや
尖った言葉は
身を突破り心を刺し
やがて棘が絡み付き
身動き取れなくなる

頭を抱え
目を開いて涙を流し
時に手を伸ばし
誰か助けてくれと
心は叫ぶ

ただ何も無い……
人々と私の間に
バラセンが敷かれ
寄る事も触れる事も
出来なくなった

ただ膝を抱え……
軽く触れても痛む傷に
立つ事も身を委ねる事も
出来ずに

いつの日か
傷が癒えても
傷跡は残るだろう

いつの日か
誰かが手を
差し延べてくれたなら
そっと手を出してみる

“心に触れられる
     だろうか”

もしかしたら薔薇かも
知れないと
自分自身に釘を刺す

達成は夢の始まり


やり遂げた時の充実感
暫くすると疲れが来る
そして眠る
また やりたい事が
見つかるまで

きっと長い間
眠るだろう
やり始めれば
大変だと知ってるから

どれくらい寝るだろう
もしかしたら永遠かも

それなら夢を見よう
色んな夢を

夢に飽きたら
叶えたくなるのかな

そしたら起きて
夢に向い

きっと また
やり始めたくなるだろう