僕のそばに
何時でも君を
そばに感じながら
一日を過ごした
君は今何してるの?
リダイアルを押せば
答が返るのに
僕は男の子
携帯が鳴るのを待ってる
本当は声が聞きたくて
仕方ないくせに―――
何処でも君を
そばに感じながら
一晩を過ごした
君は何処にいるの?
今すぐ逢いたいと
願っても
君と遠距離
逢う事は出来ない
本当は車を飛ばして
行きたいくせに―――
ケータイ繋がって
ケータイで繋がって
結ばれた僕たち
何時でも何処でも
僕のそばに
君は居てくれる
携帯電話の中身
ポケベルに文字を送るのが苦手だった僕は
携帯にメールを送るのが苦手
図画工作が得意だった僕は
HPを飾るのが得意で
脱字だらけの言葉に
ドレスを着せて踊る
“踊る”“踊る”
大切な事を見落としながら踊る
鳴らない携帯電話に
意味の無い迷惑メール
リアルな生活の中では
必要無い携帯を
毎日 持ち歩く依存症
HPを飾り
足跡の無い掲示板と
誰かの視線の中で踊る
“踊る”“踊る”
大切な事も分からず踊る
携帯を握り締め
四六時中 舞踏会
ドレス着せて踊れ
“踊れ”“踊れ”
ピエロの様に踊れ
地平に咲く花
薄紅の花を見て
心が柔らかくなった
赤トンボを見て
心が軽くなった
秋の色に心は
平静を取り戻し
赤い夕日に
心は遥かを覗く
見渡す平野で
地平線を眺め
想い更ける秋
木枯らし吹く頃に
鼻を赤くしながら
ようやく足元を
見るのかな