思い出の花 -36ページ目

生か死か

~休日の雨は生殺し~

もう何も感じない
気にならない
冷たい体となり
横たわる抜け殻

全身に血が巡り
熱くなることも
動き出すことも無く
心臓が停止した日

まもなく死神が
体から魂を
連れ出すだろう
薄れ逝く意識の中
時計の針が脈打つ

何もかもが褪めて
何もかもに冷めて
布団にくるまり
ただただ眠る日
この部屋は
まるで棺桶のようだ

流れる日


胸に溜まって
溢れたものが言葉になる
例えそれが
悲しみだとしても

あの日
大事なものを失って
何もかも嫌になって
携帯を閉じた

溢れ出た悲しみの言葉はただ一言
「何故」
溢れ出た言葉が多すぎて
心は涸れた

あの日
大事なものを失って
何もかも無くなって
口を閉ざした

月日が流れ
胸に溜まるものが有った
溢れ出た言葉は
「何故」
溢れ出た言葉が多すぎて
心は病んだ

胸に溜まって
溢れたものが言葉になる
例えそれが
憎しみだとしても……

春風


吹き抜ける風に
小桜も膨らんで
もうすぐ咲くと
告げるお日さん
春様が踊る窓辺
陽気に釣られて
とうとう窓開け
お部屋へどうぞ

吹き抜ける風に
カーテンも膨らんで
もう逝く寒さと
告げる小鳥さん
春様が宿る調べ
陽気に揺られて
うとうとし始め
お花畑へどうぞ