お母さんは、お医者さん
お母さんはすごい
やぶけたズボンも
お母さんが
しゅじゅつすれば
また はけるようになる
料理がじょうずで
おいしいから
ぼくは たくさん食べる
だから いつも元気で
いられるんだ
たまに おこられるけど
ぼくの悪いところを
治すためだから
しょうがない
ぼくが熱をあげて
苦しんでいると
お母さんが
あたまに手をあててくれる
すると痛いあたまが
すーと楽になって
ねむれるんだ
お母さんは
なんでも治すお医者さんだ
sweets memory
ピイピイ鳴くヤカンを
焼芋屋と勘違いして
冷蔵庫で見付けたプリンは
玉子豆腐で
食べ掛けのお菓子は
湿気ってて
牛乳は賞味期限切れ
妙に切なくて
腹の虫が泣いた
ピイピイ鳴く焼芋屋に
胸 踊らせて
慌てて外に飛び出せば
音はすれども姿は見えず
姿無くとも香りがすれり
かけずり回って
やっ と見付けた白煙り
焼芋 手にして
安堵の足が笑ってた
栞~しおり~
私が持ってる沢山の
恋愛小説の結末は一緒
いつも彼女が捨てられる
ハッビーエンドは
どこに売ってるのだろう
*
古本屋に置かれた小説
ありきたりの綴り
こんな序章は
何遍も読んできた
他との違いは表紙だけ
*
暇な時に少しずつ読む
いつもそう
ページをめくるたび
行方が気になりだして
それでも臆病な私は
栞を挟み本を閉じる
明日また
続きを読もうと……
この愛は
結末が見えないmystery
この本は
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