木漏れ日
山が大きく膨らんで
強そうになったよ
空を見上げたら
木の大きな手が邪魔して
お日様を隠した
木の下を通ったら
葉っぱの大きな帽子が
日差しを遮って
優しい風が頬を
撫でてくれた
クローバーの上に座ったら
大きな緑が優しくて
なんだか眠くなったよ
取っとこ
小さな口一杯に
頬張り膨らんだ
大好物で胸が膨らみ
楽しみで夢が膨らみ
欲張って腹も膨らんだ
輝きに膨らんだ芽
太陽の温もり肌で感じ
駆け登る道
扉を開けて
小さな口一杯に
美味しさ広がった
大好物の噂が広がり
楽しみの時が広がり
欲張って種が散らばった
喜びに広がった花
太陽の微笑み瞳に映し
駆け巡る夏
風に流れて
夏に見つけた光の雫は
枕元に そっと忍ばせ
夢の中へ
後で味わう
思い出の光る種
鍾乳石
屋根から落ちる雨垂れが
後に小さな穴を造る
窪みを知るのは
家に住む者だけかな
天井から滲んだ地下水が
後に太い柱を造る
鍾乳石を知るのは
洞窟覗く者だけかな
弱い雫の連なりが
跡を残し
軽い雫の連なりが
型を成し
長い時の連なりが
強い意志の柱となった
最早 揺らがぬ想い
造ったのは小さな雫
透明な雫