思い出の花 -27ページ目

証~愛する者へ~


積もれば消える雪ならば
曇り無き純白の志が
この世に在ったと
目に焼き付けて欲しい
真っさらな地に付く
一つ足跡
辿り我が志を導くも
いずれ消えゆく
汝 悲しむ勿れ
残る足跡 地に滲み
草 茂らば
野に咲く花も在ろう
花として汝の心
和まさん

咲けば散る花ならば
汚れ無き純真の志が
この世に在ったと
目に焼き付けて欲しい
広大な地に咲く
一輪の花
どれだけ美しく咲こうとも
いずれ散りゆく
汝 悲しむ勿れ
輝き散る花 影残し
冬来たらば
雪に見る花も在ろう
花として汝の心
癒さん

生きれば終わる命ならば
生きた証を残したい
土へ帰る定めならば
我が命 種となり
道を通らば
端に咲く花となろう
花として汝に心
残さん


※1月28日、一文字修正。

雪国


悩みは尽きる事も無く
降っては積もる雪の如く
掻いても掻いても
天より降り注ぎ
山積もる

陽の光が
溶かしてくれるだろう

厚い雲 見上げ
今日も雪を掻く
見えぬ光 眺めて

鏡のミカン


重ねた座布団に
ちょこんと座り
殿様気分で
見渡す部屋は
鯛や平目が舞い踊り
華やか宴に笑う門
鏡に映る正月に
開いた玉手で
一つ年取ったり