思い出の花 -24ページ目

そらのかざり


夢は膨らんで萎む風船


古い風船は風に運ばれ
大空の彼方に消えた


そろそろ新しい風船を
膨らまそうか


雲一つない
真っ青な空だから

臆する


 十人中 十人が
 無理と言うだろう


 そんな事は
 百も承知


 千に一つの可能性が
 有るのなら
 私は挑む


 ただ


 怖いのは




 万が一


春花愁冬~しゅんかしゅうとう~


春を誘う日の光
月が拒む足音

日は昇り
  残雪の影薄く
月昇り
  名残雪を鏡に映す

咲く花 思い
  日は焦がれ
消ゆる華 偲び
  月うち煙る

 顔を出す
   蕾の衣
    まだ厚く
 冷たい風に
   取れぬ襟巻き

足音は朧の月夜
朝日の霞に見ゆる春

花の行方
  風のみぞ知る