思い出の花 -23ページ目

再見~ツァイチェン~


雪が解け
春一番が吹き抜けて
凧の糸はプツリと切れた

卒業を間近に控え
喜びと寂しさが
交錯する冬と春の合間

勉強は嫌いだったけど
このクラスメートと
一緒だったから
思い出が沢山
胸に詰まった

未来を眺め
過去を眺め
同窓会は
何年後に有るのかな

春一番は まだ冷たい
友達とする
何気ない日常の会話が
教室を温めていた


※補足
再見は中国語。
沢山の意味合いが有ります。
自分で調べてね♪

背番号の無いエース


どんなにコントロールを磨いても
狙えるものでは無く
どんなに力を込めても
奪えるものでは無く
想いとは
どう投げれば良いのやら

僕はキャッチボールも
出来ない素人
投げれば
打ち返されるのが落ち
自分を磨き
マウンドに立てたなら
ありったけの想いを
君に投げ込む

トンボを担ぎ
バックスクリーン越し見上げた空
紅く燃えていた

岩苔~いわごけ~


富士の水も
六甲の水も
貴殿の渇きを
潤せなんだ

名水と唱された
旨い水も
好みに合わず
天然水で
万人の渇きを
潤すせると
思い上がりし涌き水

貴殿を潤すには
味か銘柄か
それとも気分か

名水として綴る詩
純度や透明感は
良しとし汲み上げても
蛇口から流れる水に
慣れた雫は
貴殿の心に
染み入らなんだ
自尊心 排水の彼方へ
消ゆ

岩に染みぬか我が水よ
苔も生えぬか我が水よ