思い出の花 -122ページ目

『夢うつつ』


眠気を誘い このまどろみの
意識と別れ踏む影
夢の

幻 流れて僅か
眠りに入り幾刻

布団に潜り この安らぎの
意識を離れ漕ぐ舟
路の

幻 向いて遥か
布団に入り一刻

眠気を誘い このまどろみの
思考と別れ見る夢
うつつ

『憂鬱な薔薇』


おはようございます
今日も照す朝日に
薔薇の花が咲いています
刺をむき出しにして

不用意に近付く者へ
薔薇の花が訴えています
刺を光らせて

刺さらないで下さい
刺さらないで下さい

平日の朝は
機嫌が悪いのです
眩しい朝日で
気分が曇るのです

そっと眺めていて下さい
今日も静かに
薔薇の花が咲いています

『カメレオン』


涼しく成った風が
帰る時間を告げる
眩しい海は終わり
夕日が海に沈む頃
全てが紅く染まる

灼熱に成った浜が
水泳日和を告げる
楽しい時が終わり
夕日に空が潤む頃
全身が赤く焼けた

夕焼けと日焼けが
風景を紅く染めて
風が切なく染みる
海でオイル塗って
家でクスリ塗って