思い出の花 -120ページ目

『捻挫~全治30分~』


難しい書に挑戦し
何度も頭を捻り
読み返すが
準備体操不足の僕は
ただ首を捻るばかり
そのうち捻り過ぎて
捻挫する

捻挫した痛み
湿布を頭に貼って
安静に横たわれば
クールな風が
頭をよぎり
冷静さを取り戻した僕は

この難しい書は
“捻りすぎている”
と 解読した

『古時計』


マーカーで描いたイラストが
時と共に色褪せる様に
秋は静かに訪れる

コンクールのテーマ初恋を探し
アルバムを開けば
初恋の記憶は古過ぎて
日焼けた写真で
色褪せていた

夕暮れ時に
走らせた車のラジオから
古い歌が流れ
セピア色の8mmが
あの頃を映し出す
夕陽がフィルムを投射し
蘇る思い出

あの日から
時計は刻み続け
今も思い出を
刻み続ける

涼しい風と紅い景色が
足早に通り過ぎ
大きな朧の夕陽だけが
僕を追い掛けていた

『焦がれる』


風に舞う
落葉の中に消えた想い
ヤキモチ妬いて
嫉妬した

秋に合う
落葉の中に消えたお芋
ヤキイモやって
Goodした

好きだから
我慢できなくて
はき出して

熱くなった かれは
全てをモヤモヤの
煙の中に隠す