前回、草野心平さんの「河童と蛙」の詩をご紹介しました。
兄の心平さんほどには知られませんでしたが、弟の天平さんも詩人さんだったんです。
ただ、43歳という若さで亡くなられてしまったこともあって、残された詩集は1冊だけ。
今朝はその詩集「ひとつの道」から、時折無性につぶやきたくなるこちらをー
「宇宙の中の一つの点」
人は死んでゆく
また生れ
また働いて
死んでゆく
やがて自分も死ぬだろう
何も悲しむことはない
力むこともない
ただ此処に
ぽつんといればいいのだ
アメブロ 和風画師の徒然記
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