BSで、AOI | みづきのブログ

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フィギュアスケーターの高橋大輔さんを応援しています

6月9日、BSフジで待ち焦がれていたアート・オン・アイス
2013を観る事ができました!
想像していた以上に素晴らしいショーで、生で観た
かったなあと感じさせてくれました。
TV放送に感謝ですが、もう少しカメラワークに
配慮があれば…とも思いました。
以下、感想をぼちぼち書いていきたいと思います。


オープニング、ランビエールの歌をちゃんと聴かせて
欲しかったです。楽しみにしていたので…彼は私が、
外国人男子選手ではオールタイムで一番嵌まった
ヤグディンと同じ位、現役当時好きだった選手でした。
2007年の東京ワールド、高橋選手の銀メダルも
勿論凄く嬉しかったけれど、ランビエール選手の
ポエタ、これぞアート!と感動しました。
生でランビエールを観たのは、2010年のダイア
モンドアイス一回きりですが、もっと現役で観続けたい
人でしたねえ(ソチ迄やって欲しかった…)。

最初のスケーターは鈴木選手。高橋選手に、白い
コートを脱がせてもらう所は意外な演出(高橋選手も
白い衣装似合っていました。AOIのイメージカラーって
白と青でしょうかね。SOIだと赤という感じ。ショーの
内容もアートで伝統的なAOIと庶民的でエンタな
SOIと、好対照ですね)。
オーもですが、シルクドソレイユの曲、似合いますね。
ミステリアスで、しなやかな感じが鈴木選手の動きに
ぴったりでした。

次に、キャサリン・ジェンキンスさん登場。
メゾソプラノ歌手という事で、バックダンサーと
歌っている姿は、まさにアートと言うか、美しかったです。
コラボペアのボロジャル&トランコフって、今シーズン
全戦全勝なんですね、凄い。

その次は、サラ・マイヤーとのコラボ。
久し振りに彼女の滑りを観ましたが、変わらず
可憐で清楚で、ひたむきさの感じられる演技でした。
スピンも綺麗でしたし、彼女ももう少し現役で滑るのを
観たかった選手でした。

その後は、安藤選手とのコラボ、アメージンググレース。
ジャンプはないけど、彼女の込めた思いが感じられて、
良かったと思います。

羽生選手、パリの散歩道は、ジャンプが少々不調で残念
でしたが、3Aは鉄板ですね。凄いです。
相変わらずアピールも上手いし、本当に彼の良さを前面に
出した、当たりプロという感じ。

サブチェンコ・ゾルコビー組。ネッラ・ファンタジア、
良い曲ですね。大御所だけに、息もピッタリでした。

次は、荒川さんとジェンキンスさんとのコラボ。
身のこなしが美しく,歌声と合って綺麗でした。
30歳を超えてこの身体能力、素晴らしいです。

その次のコラボは、ランビエールと。ダンサーさん達も
良い味を出してます。シックでお洒落なシャツが
よく似合って、スピンは相変わらず本当に素敵…
昨年目を患ったと聞いていますが、もう大丈夫なのでしょうか。


その後、インターミッション的に本田望結選手の
サプライズバースデイ。高橋選手らに祝われる様子は
微笑ましくて良かったですが、尺が限られるのなら
彼女の演技の方をもっと観たかったかな。
やっと9歳なのに、こんなに大人びて、演技共々
しっかりした感じですね。

ブレイクダンスやアクロバットは、はしょられて、
残念。特にアクロバットは男性同士で、映画の
俺たちフィギュアスケーターを連想したので、
もっと観てみたかったです。
 

このあとはショー後半というか、藤井フミヤさんとの
コラボがメインになってきます。
フミヤさんとは同世代ですが、80・90年代は
J-POPでも世間的にはマイナーなバンドや歌手の
曲ばかり聴いていた私には、聞き覚えはあるけど
タイトル判らない…といった曲が多かったです、
すみません。でも、フミヤさん、若い頃と殆ど変わらない
声量で、声には艶もあって、アラフィフの星!ですね。

最初のフミヤさんのコラボは、無良選手と。
Blue Moon Stone。
チェッカーズ時代の明るく開放的な感じの曲で、
無良選手の個性と、とてもよくマッチして、
観ていて気持ち良かったです。

次はペシャラ・ブルザ組のダンス。
キュートで、センスが良い滑りだなあと思いました。

その次が、羽生選手とフミヤさんとのコラボ。
有名なTRUE LOVE、羽生選手が生まれる1年前の
曲なんですね。パリの時より、ジャンプの
調子が良さそうで、良かったです。
装飾的なブラウスは、羽生選手に似合って
いるけれど、もう少しシンプルな方が曲に
合っていた気もします。

安藤選手のボレロ。こちらも彼女に合った
曲で、ジャンプが無くても見応えがありましたが、
出来れば入れてみて欲しかったかな…。

次のチェスナ夫婦のエアリアルには驚かされました。
エアリアル、ソロは観た事あったのですが、
ペアだと更に迫力が増しますね。
サポートなしで、布を使って、二人の息の合った
アクロバティックな演技には、息を呑みました。

ランビエールのコーラスラインも、観られて
良かったです。FOIのオペラ座なんかもそうでしたが、
ミュージカルってスケートショーに合いますね。
側転迄入れて、プロなんだなあ…。

荒川さんの2プロ目、フミヤさんとのコラボ。
こちらも曲のイメージと重なる、彼女の
滑らかなスケートが、美しかったです。


そしていよいよトリ、高橋選手とフミヤさんのコラボ、
Another Orion。初めて聴きましたが、良い曲ですね。
1996年の作というと、息子を産んだ年です。
高橋選手、曲の途中から入場は、意外でした。
本当になめらかな情感溢れる滑りで,腕の動きなども
流れる様で、特に冒頭は思わずうっとりと見入りました。
但し、フミヤさんがアップになった所で高橋選手が画面に
映らなくなってしまうのは、何とも残念で…。
画面にオーバーラップさせるとかして、二人とも何とか
映して欲しかったです、コラボなんですし。

私のこのコラボのイメージとしては、星明りの下、鏡面の様な
湖の上を、独り滑るスケーター。湖面には彼が滑る軌跡に、次々と
波紋が生まれ広がっていく…といったもの。急に描きたくなり、
下手乍らイラストにしてみました。アナログ人間なので、
古いトーンを引っぱり出して、手描きです。夫のフォトショップの
ソフトも使いこなせないけど、全体をイメージの色、青紫というか
ラベンダー色に変えてみました。

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そう言えば高橋選手が野外、湖(勿論凍った)等で滑るのを
観てみたいですね。素敵でしょうね。
実は私、湖の上でスケートを滑った事があります。
父(もう故人ですが)の仕事で、小学生の頃2年半、長野県に
住んでいて、体育の正課にスケートがあり、冬は遠足で
美鈴湖等へ滑りに行ったのです。黒いスピードスケート用の
だけど、マイスケート靴も持っていました。尤も、小さい時から
滑っている地元の子とは、比べられない位下手だった
のですけど。でも屋外の、自然の中で滑るのは楽しかったの
ですが、現在は暖冬の為危険という事で美鈴湖でのスケートは
禁止になっているらしく、残念です…。

ショーの最後、エンディング部分もとても楽しめました。
高橋選手がジャンプを跳んで、皆の中に戻り
全員でフィニッシュを決める流れが最高です。

AOI、洗練されたヨーロッパの美を感じさせ、
予想以上に見応えがありました。
ランビエール始め、皆格好良かったですし。
これからも又、観てみたいショーですね。
男性オペラ歌手と、高橋選手との、道化師の
衣装をつけろコラボとか、観てみたいものです。