少し前になりますが8月30日のCSの日テレプラスで、20周年を迎えるフレンズオンアイスの昼・夜公演のLIVEを鑑賞しました。2006年から始まり、本当に早いものですね。このアイスショー誕生の切掛けとなったトリノ五輪の金メダリスト、荒川静香さんのトゥーランドットから始まるのは象徴的でした。フィギュアスケートの普及、発展、育成に大きな貢献をして来たアイスショーだと思います。20年前からすると今はショーも増えて、押しである高橋大輔さんの座長ショー等の方に目が行き、FOIの絶対的な存在感は個人的にやや薄らいだものの、スケーターの皆さんや古参ファンにとって、古巣の故郷に帰って来るような、初心に戻れるショーなのだと感じます。
今回は荒川さんを筆頭に(プレゼントコーナーで、あんな大きな娘さんがいるのに昔と変わらず体型等保っている事に改めてびっくり)、女性シングルスケーターの滑走が印象的でした。懐しいメンバー、新しい方も含め。
コケティッシュな演技派の鈴木明子さん、「パリは燃えているか」で祈りの様な静かで力強い演技の宮原知子さん、フレッシュな躍動感ある青木祐奈さん、坂本花織さんも荒川さんと同じ五輪メダリストとして、貫禄ある溌剌とした元気を貰える演技でした。本郷理華さんのゴージャスなキューティーハニーや、村元哉中さんの人形プロパート2も流石の素晴らしさでした。
勿論ジェイソンやランビエール、田中刑事さん達の演技、その人の歴史を感じさせるステップやスピン、踊りもGood!ウィーバーアゴストの労りあい若々しく踊る老人カップルの演技も上手くて、自分がそんな年に近い為か、心に染みるものがありました。
そしていよいよ高橋さんの新作プロ。ソロの演技が嬉しい。アイスダンスも良いけど、独りの演技も定期的に観たくなるのです。「残像」というタイトルで、感情をぶつけるような歌声に合わせ、ひらひらしたセクシーな黒い衣装で高橋さんが心のままに舞う姿は、DJの方の言う通り本当に格好良いです。所作と動きと身のこなし、彼が本能のままに作り上げる世界観に引き込まれるんですよね。これからもダンスと共にソロも大いに滑って頂きたいです。
FOIのスケーターの方も年を重ねて全盛期の様な高難度ジャンプ等は無理になっても、自分の魅力や個性や強みを大切にして、円熟味のある人生の哀歓や希望を感じさせる演技を、同じ様に年を取っていく観客に観せて共に分かち合える場で、フレンズはあって欲しいです。


























