私の仮想通貨は戻ってきませんでした
良かったじゃないの阿武町さんよ、4299万戻ったってね、先日ネットニュースで見たよ。
まあ、自分の物でも無いのに誤って振り込んだのが悪いって言ってネコババ決め込むややつも相当悪党だけど、そもそもお宅の「空き家バンク」って制度で外から呼び込だわけじゃない。
良かったな、このままネコババされたままだったらあやうく「空き巣バンク」なんて言われて世間の笑いものだったと思うぞ。
昔から言いたいのが、政府もそうだけど知った顔でITだのデジタル化だの言ってるけど、そう言うあなた方が一番アナログなのよ、コロナの時だって国民には在宅ワークだのリモート会議だのって言ってるわりに国会なんか、全員集まってワイワイやってるし、国会議員が70歳が旬です、みたいな顔で、うちの爺さんと対して変わらない80歳過ぎて現役ですって、
ゴーゴーヘブンが良く言うわ、そんな爺さん連中が、今の現代日本にイノベーションを起こせるとは到底思え無いね、残念ながら。阿武町にしたってね、振込みにフロッピーディスクって今時何言ってるのよ、この時代に、逆に持っている事に驚くし、それを受け取った銀行もフロッピー読み込める事自体ビックリ仰天ニュースだわ。
オレも数年前に、いわゆる仮想通貨がいい、なんて二番煎じのタイミングでね、当時ビットコインは暴騰寸前で既に高額だったので、これからの将来を見越してね、リップルとかイーサリアム、それと日本のモナコインなんかをしこたま買い増してたのね。
あの頃は今よりも資産を増やす事に貪欲でね、
仮想通貨やってみたり、FXの裁量はオレのメンタルもたん、ヘタレなんで良いタイミングでトレードしても損小利大になる前に利確すると言う情けない取引を続け、損大利小の悪いループでね、そんなもんで裁量やめて自動売買ね、いわゆるMT4使ったEA動かしてやってた時代
確かに自動売買はオレの変なバイアスがかからないからコツコツと資産を増やすんだけど、トレンドとか出て大きく逆にっちゃったりすると、結局儲けを全て吐き出す始末でね。
そんな矢先にオレはネットの知り合いを通じて面白い情報をゲットしたのよ、これ早くやればやっただけ儲かるってね、既に今思えばそれ絶対詐欺のやつじゃん。
このロゴ見るだけで腸煮えたぎるわ
まあ、細かい事は置いといてこのWotokenとは何者なのかと、その昔の同様のスキームで流行ったPLUS tokenなわけですよ。
専用のアプリを入れて、wotoken専用ウォレットにね、日本円で10万以上の仮想通貨を預ける事で、運営側がそれを運用し、毎日利息代わりにWORと言う仮想通貨が配当されるのよ。
そんでね、自分のシリアルなナンバーみたいのが自動発行されてて、その番号を使って別の人をが登録するとその人の運用益の何%かがこっちに付くって言う、あれね、もうネズミ講なんだけど、オレもそうだけど分かってて運用したわけです。
理由はね、その当時まだウォレット内のオレの仮想通貨は出し入れ自由だったからです、なので凄い素人考えでヤバくなったら速攻飛び降りればいいってくらいの感覚で最初は持ってたビットコインを10万だけ預けて運用開始したわけですよ。
この一番上のWORがtokenコインで毎日預けている仮想通貨の金額に応じて
配当金が加算されてくんだけど、何もせずとも600円とか増えると嬉しかったのよ。
数か月運用し、少人数だが知り合いも、オレのこの感動に共鳴して始めた頃ね、
オレの中ではもう少し毎日の配当を増やしたいと言う炎がメラメラと燃え盛り、今度は持っていたリップルを10万ぶち込みましたね、ネットでも結構話題になり始めた頃で、まだまだやり始めるやつが多かった頃の話。
まあ、増えてきますよWORコインが、その頃巷ではこのWORが有名なコイン取引所で扱うなんて言うポジティブサプライズな話も持ち上がり、そうなれば価値がね、当時1WORが0.4ドルくらいの価値で、40円くらいだったのかな、それでも100WOR溜まれば4000円になりますからね、毎日何もせずとも勝手に20WORくらい増えてくんです。
最初の頃はたまったWORをドルに変換し、その金でさらにリップルなんかと交換できたりしたので、騙されたやつ多かったんだろうな。
結局どうなったかって、昨日まで自由に移動出来てた仮想通貨の移動の表示が、ある日無くなりましてね、どうやったら動かせるのって言うプチ暴動が起こり始め、全額自由に引き出し出来てたもんが運営の嫌がらせで一日数WOR分しかウォレットに出金できなくなったわけです。
この時点で既にオレのリップルとビットコインは、もはや救助困難な状況で、生存確率もかなり低下してしまってましたね、それでも当時は一日に数WORを何か月かけんだって言う回数で引き出そうとしている猛者もいたようですが、オレはそんな根気も無く、もはや放置状態になりましたね。
お前ね、飛び降りるんじゃなかったの、危なくなる前に、って突っ込まれるでしょう、おっしゃる通りです、でもね欲に目がくらんじゃったんです。
結果、降りれると思ってた速度がある日気づいたら200kmくらいの速度に加速されててね、もはや飛び降りる事なんでできなかったんです、そう数多くの日本人がね、まるで核ミサイルをロケットに括りつけて地球に向かってくる隕石を撃ち落とすミッションでね、親指を立てながらそのロケットに乗り込むブルース・ウィルスのように、それはそれはかっこよく華々しくオレ達は散っていったわけですよ。
あれから3年くらい経ちますかね、既に最初に預けた仮想通貨君 20万相当は宇宙の彼方へ連れ去られたと思ったら以外に近くの中国にいらっしゃるようです。
まあ、こう言う壮大な嘘を付くのは中国人上手いな、途中のやり口ですっかりオレもあんたらのカモになってたんだけどね。
後から調べればポンジスキームって言う、まあその筋では有名な騙し方でね、結局良くある健康食品とか健康器具と同じで、こっちが投資していると思っているお金を他の人の配当に回してるだけのやり方ですよ、それでも田舎のジイさん、バアさんと同じでね、初めに結構な額の配当金が戻って来るから、こりゃ投資額増やせば老後安泰ってな具合で退職金1000万そっくり預けた結果、3か月目にドロンと言う古典的なやり方なのね。
おーい、そのやり口だったら、オレだってアホじゃないから気づいたよ。
でもな、中国人詐欺グループよ、そんな詐欺の世界でも既にデジタル化なんてな、驚きだよ。
少なくてもフロッピーディスクを若者に預けて銀行に行かせるより進んでいるよ。