ケイゾクは果たして生き続けるのか | パンクおやじの魂の叫び

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  ケイゾクは果たして生き続けるのか

 

 
 
地上波ではないのが非常に残念だが新しい配信コンテンツにて「SPEC」の続編とも言える「SICK'S」が始まるもようで、思い起こせば「ケイゾク」から続く堤幸彦作品信者のオレとしてはこれからの楽しみが増えましたと言いたい。
 
原案が西荻弓絵、プロデュースが植田博樹とくれば言う事なしなので期待はしているが、どうか「SPEC」の劇場版のような、あの前編後編の無理やりな二部作のような興行収入だけを考えたファンの期待をガン無視するような、全編スタジオテイクのCG処理的な、ワケ分からない展開にはせず「ケイゾク」から「SPEC」テレビ編までの、脈々と受け継がれていたストーリー重視プラス伏線回収の、あの人間模様を描くようなストーリーを期待している。
 
あのー犯人分かっちゃたんですけど、ってもう一度言われたい
 
このシリーズの姉妹作品だが、堤幸彦作品である「TRICK」に関して言えば最初の回で聴いたエンディングテーマである鬼束ちひろの「月光」は大正解だったと思うし、その後のシリーズも全て鬼束作品を採用しておりドラマの世界観が鬼束の音楽と共鳴し今でのあの歌を聞くだけでドラマを思い出すくらいに曲がマッチしていたし、それ以上にドラマ本編に関しては、そのセンスの良さや笑いのツボ、いわゆるあるあるね、それらに感銘を受けたのは紛れもない事実
 
あの「TRICK」の劇場版最後の最後のシーンで植田と山田の回想のシーンでね、まさかのドラマの第一話目にリンクすると言うオチを観た時、ちょうどその瞬間に流れてきた「月光」を聴いた時は正直鳥肌立ったしね、こんなオレでも涙しましたよ。
 
そのくらい「TRICK」に関しては最後の最後まで考えに考えて作ったって事が見て取れたので非常に後味が良かったのです、山田と上田のね、どんと来い超常現象。
 
なのになんでーと同じ堤作品の「SPEC」に関しては叫びたい
 
やーまだ、お前は最高のマジシャンだったぜ
 
 
同じようにね、スペック観ましたよ毎回、当然録画もしましたしね、そう、愛着を持ってドラマ本編、そして劇場版の天、スペシャルの零も観てます。とにかく見続けて、待ちにまったクライマックス、前にも書いたが前編後編の二部作となる劇場版、本当期待してたんです、この時はトリックはまだ映画でラストを迎えてなかったんでとにかくスペックは期待してたんです。
 
終わりよければ全て良しだったでしょう、期待してましたし。
 
まあドラマ途中からは、どうしちゃったの堤監督ってくらい話を無理やり複雑にしてきて、終いには旧約聖書的な話に無理やり持って行ったあたりから危機感を感じてました、ラスト思いついてないんじゃないのかと、堤作品の醍醐味である伏線回収も出来るんですかと。
 
こんなストーリー展開にしてしまい、いったいラストのオチをどう付けるのってオレも心配してましたが実際はね、どうなのよって言うオレ個人の感想だとそんな感じ。
 
 
結果的にパラレルワールドって事で全ての問題を解決した感じ。
 
 
八咫烏って事でね、向井のセカイとか大島の青池潤とか結構登場が衝撃的だったんで、あの二人をもう少し上手く使えなかったのと思うしね、ラストはもう少し期待したんだけどね、卑弥呼に関しては全く本編には伏線もない登場だったし、オレだったら卑弥呼が能の面を取ったら野々村光太郎で、まさかの係長かいって言う落ちだったらもう少し衝撃的だったなあと思います。
 
それでもファンとしては「ケイゾク」の続編だと言う思い入れもあったので何とかつながりや、もしかすると実は係長が乗っ取られていてみたいな展開も期待しましたが全くがっかりな上に一応「ケイゾク」ファンに気を使ったのかラストに声だけ朝倉を登場させて無理やり「ケイゾク」と「スペック」につながりを持たせたあたりには完全にオレは映画館で失望しちゃいました。
 
逆に最後に野口五郎をスペシャルゲストで登場させる事なんかも面白そうだったけどね。
 
それでもトリックでも言ったけどね、終わりのラストに流れる曲が重要なわけよ。
あれがよければ全て良しと言う事で泣けるはずなんです、でね、やっぱ最後は、あのエンディングテーマである「波の行く先」が流れエンドロールで最後に堤監督の遊び心がってのを期待していたわけ、何かもう一工夫がと思っていたオレは見事に裏切られました。

 

 

なんの宣伝ですか、圧力ですかと言うくらいに全く聴いた事の無い曲がラストのエンドロールで流れた時には「最後まで裏切るんかい」と大声で叫びそうになりました。

 
それでもテレビ版の「波の行く先」が流れていればもう少し感動したと言いたいです。
 
なので堤監督、この「SICK'S」は無理に凝った難しいストーリーは不要です、そこを期待しています、それでも不安だな、と
 
「あなたのやる事は全てマルっとお見通しだ」とオレに言わせてくれ。