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それは、本能を、刺激する、の、関連記事 2008年06月09日
横尾忠則冒険王展。
見てもいないくせに、なんかを語ろうと思うなよ。
と、ばかりに、先日、見ていないのに書いた根拠を確認しに出かけた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=829720027&owner_id=3088979
場所は、用賀駅から歩いて15分。遠い。
世田谷美術館。6月の15日までと書いてあったので、見逃してはなるま。(ここで、止める。)と、はりきって出かけた。
ま、横尾忠則の作品は大好きで、前回の展覧会は見逃していたので、次回にある時は絶対、と思っていたのと、先日記事になった、小学4年生の、美術鑑賞の対象から外された話をウスイとしたときに、ウスイが、小学校4年って言ったら、ユウタくんのいっこ上だよねー。(ユウタくんは、ウスイの甥っ子)だとしたら、やっぱ、まだ、ムリかもよー。と、言っていたからだ。
あー。チンチンでてるー。とか、いうかもしれないけどさー。そういうのは、子供は好きだけどねー。でも、全員に見せるなら、小学校より、もう少し上じゃないのー?と、ウスイ。
そうかなー? 子供だって、それなりに見ると思うけどねー。と、わたしが言うと、タツは、言っとくけど、フツーじゃ、ないよ。と、言われた。
それならば、4年生の気分になって見てくるか。と、いうのも、テーマ。
行ってみて、とにかく、膨大な作品数に驚いた。700点。
その中には、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍していた頃の打ち合わせ草稿なども含まれている。
1960年に神戸新聞社に入社した後、斬新なポップアートに突き進み、話の特集、平凡パンチ、女性自身の、三島由紀夫の連載作品、「終わりの美学」などのイラストレーションを手がける。
寺山修司の劇団、天井桟敷では、舞台美術とポスターを手がけ、初の絵画展で、かの有名な「ピンクガールズ」シリーズを発表。
30歳を手前にして、「29歳で頂点に達し、僕は死んだ。」として、昭和42年6月28日に、自らの死亡宣言を出す。
そこで書かれたポスターは、自らが首を吊っているポスター。
英文で上のコピーが、書かれている。
それについて、彼は、「死」と、そこからの「再生」というふたつの意味があった。と、語っている。しかも、同じ年に横尾忠則にとって重要な存在だった三島由紀夫も自死している。
美術館の中は、横尾忠則の宇宙が、広がっていた。
この人は、得体の知れない大きなエネルギー体の固まりだ。
ことに、赤のシリーズに至っては、めくるめく迷宮に迷い込んだ錯覚にとらわれる。そこには、時間を超えて、場所を超えて、距離感を超えた、無限がある。
そこは、母なる子宮なのか?
変幻しながらも、横尾作品は、縦横無尽にクロッシングしている。
そして、描いている作品は、必ずしも自分でコントロールできないところから来る。とも語っている。
己の中からのマグマが、描かせているのか?
そのマグマは、激しく熱を帯び、危険で、しかも、刺激的だ。
時代背景を捉えながら進むと、なおさらにこの人のすごさ、うまさも見えてくる。
ただし。
たしかに、小学校4年生が全員見るのだとしたら、、、。
ちょいとエッジー、すぎるかも知れない。(この面白さ、理解できないかも!! )
なので、、、。
大人は、時間があったら、駆け付けるべし。(お薦め!!)