ヌードな親子 | 自分に勝ちに行く!!

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聞くことは、人を豊かにする。話すことは、人を機敏にする。書くことは、人を確かにする。自分の心の内側を、書くことで確認して行こうと思います。つれづれなるままに、テーマもなく...?.。心の引き出しを増やそうと思います。

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それは、本能を、刺激する、の、関連記事     2007年01月06日

紅白の視聴率が,ダントツで高かったのは,DJオズマのフルヌードプリントのボディスーツのダンサーが踊ったシーンだったらしい。
確かに、あのシーンがうつったら、よっぽどチャリみたいなヤツ以外は、チャンネルをザッピング出来ないだろう。(チャリは気づかずに、ザッピングすると思う。)

父親とチャリと3人で見ていたけど、そのシーンが映った瞬間に、父は,狂喜乱舞、大ヨロコビだった。
ハダカだよ。ハダカになっちゃったよー。と、はしゃいでいる。

無邪気だ。そして82才だ。

そういえば、子どもの頃、わたしは、ハダカの写真が大好きだった。

幼稚園くらいか、1.2年生か、はっきり覚えてはいないが,父が,買って来る週刊誌 (多分,週刊現代とか、その手の雑誌)の後ろの方に載っているヌード写真が気になって,テーブルに置いてあると,コッソリと覗いていた。

子どもゴコロにおおっぴらに見てはいけないものらしい、という事はわかったので、宵っ張りのわたしは、深夜になるのを待って,姉達が,上に上がってから,誰もいないのを見計らって,そーっと、グラビア写真を開いた。

グラビア写真と言っても,当時は秋山正太郎とか、立木義宏とか、篠山紀信とかのカメラマンの、子どもの目にもきれいな写真がほとんどだったと思う。(まぁ、他の子どもが、みんな、それをキレイと思うかは不明だけど。)

今はどんな写真だったのか忘れてしまっているが,ある時,チラ見だけではすまされない,ココロを奪われた写真があった。

父は、いつも、電車の中で,読みたい記事は読んでしまうらしく,その雑誌は、すぐに、新聞と一緒に積み上げられて,捨てられてしまう。

新聞に埋まった頃に、こっそり切り取れるか、テーブルにあるうちに破いて切り取れるか,激しく悩んだ。(幼稚園か、小1.2年の頃の、わたしの悩み。)
うーん。いろんなシュミレーションをしても、うまく行きそうにない。
でも、どうしても、その写真は、手元に置いておきたかった。

意を決して、父に言った。
あのね。この後ろにある写真ちょうだい。(セリフは定かでない。)
父に、そのページを開いて見せた。

父は,しばらく、その写真を見て,ふーん。これが欲しいの? と、言った。(このへんのセリフも不正確。)
その後,父は,そのページをびりびりと破いて,わたしにくれた。

とてもうれしくて、その写真は,けっこう大事にしていた。

今でも,女性でも、男性でも、裸体には、ココロ惹かれる。
女性は、身体の曲線や,背中のカーブが美しいと思うし,男性の身体は、筋肉の張りや,腕や,足に走る腱が美しいと思う。

今度,ウスイも連れて,クロッキー会に、久しぶりに、参加してみようとも思っている。

大晦日に、ヌード風ダンサー達に、大ヨロコビの父を見て,何かしら,同じ血の流れを感じた。(方向性は違うと思いたいケド。)

6~7才の娘にヌード写真を頂戴と言われて,カオイロ変えずにそれをくれた父は、やっぱり、何かしら,今のわたしを創って行ったヒトなんだよなぁと、心底、思わずにはいられない。