子どもの個性はあれこれいじらないのが一番です
「愛を与える」ってどうやって?
この本のプロローグは「子どもに寄り添うということは」と、始まります。聞く、話す、見る、笑いかける、触れ合う、待つ。
この12ページを読むだけでも、じんわりとくる。
なにかあるとすぐ、「親の愛情不足」とか言われて、イヤーな気持ちになったりするけど、
いやいや、じゃあ、愛ってどうやって伝えるんっていうところ。
知りたいのはそこ。
「お母さん大好き。お母さんも僕が大好き」
これはけっこう耳にします。
「お父さん大好き」もよく耳にする。
「お父さんも僕が大好き」にはちょっと自信なくなる子が、意外といます
「スタッフの◯◯は、あなたのことが大好きなんやで」にも、おどろく子がいます
そんくらい、ほんとーに、
愛って伝わりづらいんです
いや、好きだから毎日、家族を続けてんのよ。
でも、そんな当たり前の
「あなたはあなたのまんまで、大好き」
っていうのをちゃんと実感してもらうのって、
思ってるより難しい
私が伝えたいように伝えるのではなく、
子どもが実感できる形で愛を伝えるんですって。
子どもが決める
やるべきことや、行きたい方向は子ども自身が決めるのです。親はそれを応援してあげて、道を踏みはずさないよう後ろから支える…
親がたっぷりと愛情を与えて、
親に反抗と依存を繰り返して、子どもは自立へ向かいます。
親が望むような方向へと、親が引っ張っていくのではありません。
どっちに行くかはその子が決めます。
もし親ができるとしたら、
伝えること。
そういうやり方だとこんなふうに感じるよ、
って。
つい、誘導したくなっちゃうでしょ。
時間通り動ける子に
どこでも積極的に遊べる子に
しっかりものに。
親からみて立派な子になるように、引っ張りたくなっちゃう。
でも、どんな自分であるかを決めるのは大人じゃない。
「できない」んではなく、
「知らない」んです。
だからその都度、伝えることはする。
穏やかに、繰り返し伝えて、
できるようになるまでゆっくり待つ。
この
「ゆっくり待つ」がしんどかったり、
親の思うように引っ張っていきたくなるから、
我が子を「できない子」にしちゃうのかもしれませんね。
この子は大丈夫。
そうやって、無条件に我が子を愛して信じてあげてみて。
なんやろね、他所の子のほうが簡単にできる気がする。
「◯◯ちゃんは大丈夫よー」って。
我が子にそう思ってあげたいね。
その子の中の種が育って、大きな花を咲かせるのを待ちましょう。
花咲く日を楽しみに
一緒に子育てしませんか