やっと冬がやってきた愛媛県新居浜市。

水曜日

私達のお山は、市内でも暖かい地域にありますが、それでも雪が薄っすらと積もりました雪だるま
寒いのに「焚き火つけよう!」と焦ることはなく…
雪を集める子どもたち爆笑



木曜日


水瓶の中を覗き
「凍ってるー!!

そんな中でも走り回ると、「暑いアセアセ」と言ってどんどん薄着になっていきます爆笑

お花を見つけ、ごっこ遊びの世界が広がりますガーベラ



今日の帰りの会

1日を自由に過ごす森のようちえん。

朝の会と帰りの会だけは、
みんなでお顔を合わせてお話する時間を大切にしています。


あら、今日は…キョロキョロ
いつも参加している年長さん二人が輪から外れている。


「どしたん?遊ぶ時間終わったよー」と声をかけると、
「だってみんなが手伝ってくれんもんむかつき


何の話や??

「じゃ、みんなに話したらええやん」


いつもなら、ここで「もういい!」となることもあるけれど、今日はならない。
譲れない熱い想いを感じます。いいねぇ。


絵本を読んでる横に行って、タイミングを図る二人。



犬「(焚き火に使った)網を運ぶのが大変だったから、手伝ってほしかった!リュックを背負って座ってるなら、手伝って!!


すると、
年長さん「手伝ったし」
あら、ずっと二人だけで運んだわけじゃないんか。
んー、それでも、二人は辛かったのかぁ…。


つつじラボの小学生は、
「手伝ってって言ってや。知らんかったし」とこたえる。
小学生は小学生で、ちょっとしたハプニングでチクチクの痛みに襲われてたんですガーン
片付けどころじゃなかったの…ショボーン
でもそれを言い訳には使わないんだ。

しかも、「自分で運べばいい」とかじゃないんだね。
「あなたが困ってたらいつでも助けに行く」
っていう気持ちを感じるおねがい



それを受けて、
犬「やってくれた人はいいけどさ、気付いた人で手伝ってよ…」
犬「私達がもう少しで卒園したら、今はいいけど、その後は小さい子たちでやるんだから、小さい子たちも手伝って…悲しい

怒るでもなく、涙をこらえながら自分の言葉で話す。

相手を責めるんじゃなく、
改善案を探る。


というわけで、
小さい子たちをそばに集めて
再び話し合い。


「森のようちえんのお片付け、どんなことした?」
と聞いてみると
「土をかけた」

たしかに、焚き火の片付けでは、
水をかけたり、土で埋めたり、
みんなで片付けができるようになりましたラブラブ


しかも、みんなで焚き火の片付けをするその前に、
自分の荷物が片付いているんですキラキラ

成長したなぁおねがい




 だけど、片付けってまだあるんだね。

今日使った道具を、あった場所に戻すこと。


いつもは他の子達がさっとやってくれるから、なかなか気付かないよね。




また今度来たときに、焚き火ができるように。

今ある道具を長く大切に使うために。



大きい子達が教えてくれました。


使い終わった道具をそのままにして帰ったら、錆びたりして使えなくなっちゃうって。



「じゃあどうしたらええんかな。明日から、何ができるかな?」



少しの間をあけて、

年少さん年中さんが精一杯の自分の考えを話し始める。


「次からは、使ったものを運ぶ」

「片付ける」

「大きくて重たいから、頭の上に乗せて…、」



それを聞いて満足したのかな。


「次からはみんなも手伝ってくれたら嬉しいな。」

と、まとめる言い出しっぺ犬



 



今回、この話を始めた子達だって、

2〜3年前、リュックを片付けるのも精一杯でした。

もちろんこの子達にも何度も道具の片付けの大切さを伝えてきました。


年長さんになった今では、

ほんとによく気付いて、よく動くようになりました。

たくさんの仕事を 自然と分担しながら、

毎日を過ごしてきました。



今回、

・いつもより遠くで焚き火をしたこと

・小さい網がなくて、かなり大きい網を運んだこと

・運ぶ道具が少し多かったこと

・たまたま小学生が手伝えなかったこと


いろんなことが重なり、

「気付いた人が片付ける」ではうまくいかなかったようです。



でもその結果、

大きい子達が、小さい子たちにもヘルプを出す機会になり、

片付けの大切さについて、改めてじっくりと話し合うことができました。



まさか年長さんから「自分たちが卒園したあとの森のようちえん」を考えた言葉が出てくるとは思いませんでした。




とはいえ、そんな心配をよそに、小さい子たちはあっという間に成長を遂げるんでしょうね照れ

 

 

明日のお片付けはどんなふうになるかなぁ。


場所によって、

日によって、

やりかたが変わる「片付け」、これまた大変ですけどね。


大人だって、大変なんだから。

子どもたち、十分立派に片付けてくれています。

 


次回のお山のときには、子どもたちで扱えるサイズの網を引っ張り出してこようと思ったスタッフでした星


 

 
 
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