最近ちょこちょこと、愛媛にいらっしゃっている木村泰子先生。

映画『みんなの学校』の校長先生。


※私は愛媛での講演会にも行ってないし、映画も観ていないんですが…。


スタッフにおすすめの本を紹介してもらったので、読んでみましたキラキラ


  10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方

 「困った子」は「困っている子」

 

面白かったなぁ。

スタッフと保護者で一緒にこの本を読み合う読書会をやってみたい、と思いました。




 


まず子どもたちと、

「10年後の社会ってどうなってると思う?」

「そんな社会で自分が生きていくのにどんな力が必要?」

「どんな力があったら、自分は幸せになっていけると思う?」

ということを、話すらしい。


↑これ、家庭でもできるんだって。

親も一緒に考えて、親も一緒に自分の視点でも想像してみる。



10年後の社会、おそらく、多様性、共生、想定外


そのために4つの力が必要になるってまとめられるそう。


この4つの力は、子ども同士の関係性の中で育ちやすいから、

大人が外から上から、指示出して指導して育つものではないらしい宇宙人



だから保護者は

すべての子どものサポーターとなって、

できるときにできる人が無理なく楽しく、

自分の子ではなく、その周りの子どもを育てるキラキラ

そうすると、周りの子が我が子を育ててくれる流れ星

 

 

自分が園スタッフをしながら、我が子が園児だったこの4年間。

ほんとそうだと思う。


 

でもこれは、周りの子を我が子のように叱るとかそういう話じゃなくて、

周りの子に寄り添う、周りの子の「困ってる」に丁寧に関わるというようなこと。



印象に残ったのは、

正解を問い続ける力

大人が子どもをジャッジしないために

大人の中には正解があるのに

子どもに「どう思う?」って問うのではなく、

大人自身も「ほんとにそうなのかな?」って考え続ける。



園でのある日の出来事


Aくんが持っていた棒でたまたまBくんの手がちょっと傷ついた。

Aくん「ごめんね。…Bくん、いーよ、って言って。」


いや、「いーよ」かどうかは決めるのは、Bくんやけど…

でも、それ、なんて伝えたらいいんだろう?


そして、Aくん自身の中に

「ごめんねのあとは、いーよって言う」っていうルールがあるわけで…


それって、Aくんがつらい思いをしたときに「ちょっと今は許す気持ちになれない」っていう選択肢がないってこと。

なんかそれってしんどいよねぇショボーン


謝るって、そういうことじゃないし。

でも、それをどうやって伝える??


私自身も、問い続けることを、大切にしたいなぁと思いました。




あと、「自由」を売りにしていると(?)

よくぶち当たるのが、

自由だから何をしてもいいのか。

自由になんでも言っていいのか。

ということ。


ここについても触れていました。


四つの力のうちのひとつとして「自分の考えを持つ力」があるんですが、その中で

文句を意見に変える力

 まさにこれだなぁ。


大人も子どもも、

「それおもんない」

「それおかしい」

という文句やクレームではなく

自分の考えの先にはみんなが幸せになる社会がある

これ、知ってるか知らないかでは、全然やり方が変わってくるなぁ。




園児と過ごしている小学生

帰りの会のときに

「絵本、見ない。嫌だ」

まぁこれも自分の気持ち。


じゃあ、絵本の横で騒いでいいのか?

みんなで顔を合わせて「帰りの会」を過ごしたいんだけどな、と思ったとき、

「嫌だはわかったよ。じゃああなたたちはどんな帰りの会がしたい?」

という相談をすることができました。



文句は、相手も聞き入れたくないときだってあるだろうけど、

意見なら、建設的だし、誰も傷つかない。



「反省ではなく、やり直しをする」とか

「さよならメッセージやってみたいな」とか、

あぁ、書き出すとほんと、あれもこれも書きたくなる……


誰か読んだら一緒に感想を語り合いましょラブラブ



 

 
 
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