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達成感にあふれた4人の話。

 

その裏側でも、

スタッフの心を震わせるやり取りが。

こちらの主役も4人。

ちょっと小さい組さんたち。

2歳さん2人3歳さん1人4歳さん1人のチームです。

1人は最後に合流します☆

 

(私の最近の保育課題テーマ

「ゴールはなくてもいい。解決しようとしない。」

をちょっと覚えておいてください。)

 

さて、銚子の滝を目指す先頭集団と

一緒にスタートした2歳のYちゃん3歳のHちゃん4歳のKちゃん

 

Hちゃん、リュックがちょっと濡れて

上着も脱いで、水筒もあるし

リュック背負いたくないし

なかなか進みません。

 

すたすたと進むYちゃん

「お~~い。Hちゃんが大変そうだ~!

チームがばらばらだ~!どうしよ~」

と声をかけると、
 
Yちゃんすたすたと戻ってきてくれました。
Hちゃん素敵な笑顔で
「ありがと」
リュックを背負い、急に元気になったHちゃん
今度はすたすたすたと先へ行きます。
「お~~い。Yちゃんが後ろにいるよ~!
チームがばらばらだ~!大人1人でどうしよ~」
と声をかけても止まらない気持ちと足。
 
Yちゃんぼやく。
「あれー?さっきぼく待ってあげたのになあ
おかしいなあ。。。」
2歳さんのぼやきが大人みたいで笑ってしまった
そうこうしてたら
Hちゃん思い直してお迎えにきてくれました
 
その間、間に立って、一緒に困った~を共有してくれた
Kちゃん
しばらく行くと、
H「お腹すいてきちゃった」
Y「ぼくもお腹すいてきた」
K「ぼくはまだお腹すいてない」
私「私もまだお腹すいてないな~」
 
そしてなんとなく歩き始める
H「私あっち(進む方)にいって、お弁当食べる」
Y「ぼくもあっち(進む方)にいってお弁当食べたい」
K「ぼくはこっち(戻る方)に帰りたい」
私「Hはあっち行きたいんだねえ。Yはあっち行きたいんだねえ。
Kはこっち行きたいんだねえ。大人は私1人かあ。どうしよう?」
 
H「私はあっち」
Y「ぼくもあっち」
K「ぼくはこっち」
私「Hはあっち、Yはあっち、Kはこっちなんだねえ。どうする?」
繰り返すこと15回(数えてみた)
 
(このとき、私の中には、最初のテーマ
「ゴールはなくてもいい。解決しようとしない。」
があったのでした。)
 
K「わかった!!」(←ひらめいた顔)
「誰かの気持ちが変わるの待てばいいやん!」
Y「それいいねえ」(2歳の相づち笑)
おもしろい。
私「なるほど~!!!めっちゃいい考えやん」
K「それか、大人1人増やしたらいいんだ。
ちょっと〇〇ちゃんに聞いてみよう」
H「でも私は早くあっち行きたいなー」
ごもっとも。
 
この人達のすごいところは、
自分と意見が違う人の意見を変えようとしないところ。
全然圧をかけないのよ。
これは、低年齢ならではなのかもしれない。
無線で、他スタッフの様子を聞いてみるが、
他も取り込み中で、こちらに来られるスタッフはいない模様。
 
ここでもう一度聞いてみた。
私「あれ?皆どっち行きたいんだっけ?」
H「あっちって言ってるじゃ~ん」
Y「ぼくはあっち」
K「ぼくもあっち」
 
あれ!?皆同じ方向になってる笑い泣き
「わ~!皆行きたいとこ一緒になったんだ~
じゃあ行けるね爆  笑
 
話し合い開始から
30分ほど経過したでしょうか。
2歳でも、3歳でも、4歳でも
自分の意見はあって、
そしてそれを調整する力も!
待てる大人が近くにいるかどうかなんだな~と思いました。
今日は待てた!私!
 
こんな保育ができる
にいはま森のようちえんで働けて
幸せだなあ。。。
 
そして戻ってきた3人。
4人目の主役と合流。
Kくん。
「ぼくあっち(逆方向)行く」
というわけで、もう一度話し合いが始まったのでした笑
 
Yちゃんの、チームを気にしながら動ける力
Hちゃんの、自分のぶれない気持ちを一生懸命伝える力
Kくんの、自分の意志を伝える力
Kちゃんの、皆の気持ちを汲みながら調整する力
 
そして、ここへ繋がっていくんだなぁ。



いいもの見せてもらったなあ。
明日はどんなドラマがあるかな☆
 
SY
 
 
 
にいはま森のようちえん