あなたの優しさを
癒しのプロに変える教室。
東京・小平市 フラワーセラピールーム n.Ground（ｴﾇ･ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞ）
フラワーセラピストの八重樫紀子（やえがし のりこ）です。
「こんなことを言ったら、どう思われるかな」
「場の空気を壊したくない」
そんなふうに、周りの目を気にしてしまうことはありませんか？
実はこれは、とても自然な反応です。
人は社会的な生き物であり、「人とつながりたい」「受け入れられたい」という欲求を誰もが持っています。
ですが、その気持ちが強くなりすぎると――
「どう見られるか」ばかりに意識が向いて、自分らしさを見失ってしまうことがあります。
心の奥にある“人の目が気になる”理由
心理学では、このような傾向を「対人過敏」や「承認欲求の高まり」と呼ぶことがあります。
その背景には、いくつかの要因が考えられます。
①幼少期の経験
子どものころ、「いい子にしていれば褒められる」「失敗すると叱られる」といった体験が多いと、「人にどう評価されるか」が行動の基準になりやすくなります。
無意識のうちに「他人の期待に応えること＝愛されること」と感じてしまうのです。
②日本特有の“調和を大切にする文化”
「空気を読む」「みんなと同じようにする」など、周囲と足並みをそろえることがよしとされる社会の中では、人の目を意識することが身についていきます。
③自尊感情（自己肯定感）の揺らぎ
「自分の考えは間違っていないかな」と自信が持てないとき、他人の意見や評価が“判断の拠り所”になってしまいます。
少し心がラクになる考え方
他人の目を気にする人ほど、実は“人への思いやり”が深い人です。
だからこそ、まずは「自分の気持ちを大切に扱う練習」から始めてみましょう。
・「どう思われるか」よりも、「私はどう感じるか」を意識してみる
・人の意見は“情報”であって、“正解”ではないと捉える
・自分の心にも“余白”を作る
心の余白を作る３つのヒント
心理学では、心が緊張状態にあるとき、人は“思考の自動反応”にとらわれやすいといわれています。
たとえば「嫌われたらどうしよう」「失敗したら恥ずかしい」などの思考は、反射的に生まれる“クセ”のようなもの。
この反応に気づき、“間”を取ることが「心の余白」をつくる第一歩です。
① 立ち止まって、今の自分を観察する
「私は今、何を感じている？」と一瞬問いかけてみましょう。
不安や緊張があっても、それを“否定せずにただ気づく”ことで、心にスペースが生まれます。
これはマインドフルネス（今この瞬間を意識的に感じる）という心理的アプローチです。
② すぐに反応しない“間”を持つ
相手の言葉や状況にすぐ反応するのではなく、一呼吸おいて「自分はどうしたいかな」と考えてみる練習をします。
これは認知行動療法でも大切にされている「自動思考への気づきと選択」です。
③ 感覚を通じて“今ここ”に戻る
花に触れる、香りを感じる、花の色に目をとめる――
そうした五感の体験は、思考に偏った心を静かに整えてくれます。
意識が「他人」ではなく「自分の感覚」に戻ることで、自然と心に余裕が生まれます。
花を活けるとき、少し余白を残すと花同士が呼吸しはじめるように、
心も“余白”があるほど、のびのびとした自己表現ができるようになります。
焦らず、完璧を目指さず、「今ここにいる私」を感じること。
それが、心をラクにする最初のステップです。
フラワーセラピーで育てる“自分軸”
フラワーセラピーの世界では、花を通して“心の中心”を見つめていきます。
花に触れることで、感覚が穏やかになり、
「私はこう感じる」「この色が好き」といった“自分の声”が自然と聴こえてくるのです。
人の目を気にして疲れてしまうときこそ、花の時間を通して“自分の軸”を整えていくことが、
ほんとうの意味での癒しにつながっていきます。
心理学と花がつなぐ“知ることの癒し”
心理学を学ぶことは、難しい理論を覚えることではありません。
「なぜ自分はこう感じるのか」「人の心はどんな仕組みで動くのか」――
その“心の地図”を知っていく過程そのものが、癒しになります。
フラワーセラピーの学びも同じです。
花の象徴や色の心理を知ることは、他人を理解するだけでなく、
これまで見過ごしていた自分の心の動きに気づくきっかけになります。
知ることで、癒される。
学びの中で、心がほどけていく。
それが、n.Groundの講座が大切にしている“学びの癒し”です。
学びながら癒される講座へ
n.Groundの講座では、心理学の基礎をベースに、
花を通して“自分を見つめる力”や“他者に寄り添う力”を育てていきます。
フラワーセラピストを目指すのはもちろん、
自分自身を癒したい方、心のしくみを優しく学びたい方にもおすすめです。
心と花のつながりを感じながら、
「知ること」「感じること」そのものを癒しの時間にしていきましょう。
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