和顔愛語のすすめ 中村公昭 | N field golf(エヌ フィールド ゴルフ)ブログ

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禅に関する本

 

などを集めている私ですが(笑)、

 

和顔愛語のすすめ

著者 中村公昭

発行所 株式会社春秋社

2021年3月22日第1刷発行

 

 

ブックオフさんで220円でご購入させて頂き、

 

読みたいところから読ませて頂いています。

 
 
 
 和顔愛語する
 
(前略)
 弘法大師は、私たちが日常で行なうべき具体的な方法として、
「大悲の門」と「大智の門」との二通りがあると記しておられます。
 「大悲の門」とは寛容な心と態度です。
人に接する時、飢えている者には食事を、寒さに震える者には布団を、
といったように具体的に手を差し伸べる生き方です。
 「大智の門」とは、大きな智慧のこと。
きついようですが、因果応報、善因善果・悪因悪果を
相手に十分納得させた上での導きが大切であるというのです。
が、その根底には深い祈りがなければなりません。
 被災直後の人々に、やれ因果応報だ、悪因悪果だ、
などと説いて回れば、袋叩きに遭うは必定です。
そういうことはできませんから、
まず「自分の徳分を回向する」という祈りの方法をとります。
ただ単に手を合わせて拝むのではなく、
自分の徳分をお使いください、と心底念じて手を合わせるのです。
自分の徳分を回向する、差し向けるのですから、
後で自分の分をきちんと補充しなればなりません。
その具体的な方法が、十善戒の保持を心掛けた日常生活を過ごすことです。
そして積極的に「和顔愛語」の実践をすることが大事です。
 「和顔愛語」は、皆様は繰り返し聞いておられる言葉でしょうが、
これは「無財の七」の中の、「和顔悦色施」と「言辞施」を合わせた言葉です。
布施行というのは、私たち仏教徒の実践すべき行なのですが、
金品や財産でなくても、思いやりの心で、
相手に喜びを与えることができるというのです。
 その七つの施し、「無財の七施」は次の通り、
『雑宝蔵経』(第六)にあります。
 「眼施」、優しいまなざしで相手に快い感じを与える。
 「和顔悦色施」、柔らかく温かい表情で相手に喜びを与える。
 「言辞施」、優しく温かい言葉で語りかける。
 「身施」、自分の体を使って他人に奉仕する。
 「心施」、優しい心、感謝の心で人に接する。
 「座施」、自分の席や場所を人に譲る。
 「房舎施」、自分の住居を宿として提供する。
 
 先日もお話しましたように、皆さんが思っておられるお浄土は、
死んでから行くところであり、またその浄土では、
「人間の格好をして生まれ、何不自由ない暮らしができる」
とお考えの方が多いようですが、阿弥陀様のご誓願は、
あくまでも「お浄土に連れていく努力」をなさることであって、
その御手から漏れることもあるわけですから、
行けない場合もあるということなのです。
 また、お浄土では、蝶が舞い、蠅が飛んだりしているように描かれていますから、
かくお浄土に生まれても、蠅であるか、蝶々であるかもしれません。
 だからこそ弘法大師は、人間の身で生まれている今生を、
「密厳浄土」として現わしておられるのです。
今生が浄土でありますから、私たちは仏であるということです。
 辛いこと、悲しいこと、そしてもちろん、楽しいこと、嬉しいことなど、私たちが
生きている上では、いろいろなことが起こりますが、
「我即大日」、「如実知自心」という仏性の自覚こそが、
私たちの日常においてなくてはならぬ基本であり、
その実践の手始めが、「十善戒」の保持であり、
「和顔愛語」の実践であると思います。
 皆様は、病気平癒や家内安全、合格祈願などを願って、
神社やお寺でお守りを受けられたことがおありでしょう。
「お守りを受け、身に付けている」
という安心感をお持ちでしょうが、それだけでは不十分です。
そのお守りに心を寄せて大切に扱うことで、
お守りから護られるのです。
 生きていく上で起こる一つ一つを、
尊重して大切に離り合わせてください。
そうすれば、幸福の縄が太く長く見事に編み込まれていくことでしょう。
 
 
 あとがき
 
 「密教の生き方」とは、人それぞれ幾千通りにも及びますが、
全ての共通点は、「我即大日」との確信を持ち、
いかなる時も安定した心の状態を保つことといえるでしょう。
そのためには、日常生活における「和顔愛語の実践」が、
全ての基本になっていると考えています。
 極端な申しようですが、
完璧な「和顔愛語の実践」が三か月続けば、
「西から昇った太陽が東に沈む」といった、
信じられないような良き奇跡が、
わが身に起こり得ると聞いたことがあります。
 「和顔愛語」を続けることは、
それほど難しいことの例えなのでしょうが、
身に付くと、「一生一度のチャンス」と思われるほどのことは、
実は一生一度だけではなく、
毎日のように巡ってきていることが分かってくると信じています。
 一本だけであった心のアンテナが、
「和顔愛語の実践」によって、
阿弥陀様の光背のように無数のアンテナとしてわが身に備わる。
そうなると、善いことを受信する分量が飛躍的に増え、
心穏やかに悠々とした「仏性開花」
を迎えられるのではないかと思っております。
 
 

 

 

 

 

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今日は、

 

お釈迦様の誕生日

 

みたいですね。

 

 

 

新たな私の目標は、

 

見性成仏

只管打坐

和顔愛語

 

です。

 

 

 

それでは、皆様、本日も

 

楽しくお過ごし下さい。

 

 

 

最後まで読んで頂き、

 

ありがとうございました。

 

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よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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