苦手という宝の箱 | 神戸 六甲道の自然派フレンチ ビストロ ヒマワリのオープンキッチンから 

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ヒマワリで ホッ♪として元気になって頂けますように!
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こんにちは

ビストロ ヒマワリの
後藤 聖名(ごとう みな)です。


高校で、理系クラスだったのに
その後、文系の学部に進みました。


ずっと「社会科」が大大大っ嫌いで 
聞いただけでアレルギー反応を起こしていたのに


面白い事に大学は社会学部に進みました。



心理学を専攻していたので

今でも、人の心理や社会の動き、人々の動きがすごく気になります。


あれ程嫌っていた歴史は

学生時代 勉強しなかったおかげで
一般常識程度の知識もありませんが
歴史小説や昔の話はとても興味深いと思っています。


なんだかんだ言って
私、本当は社会科が
一番興味のある科目だったかも知れない。
と思う今日この頃です。


では 学生時代に社会科の
何がそんなに嫌いだったのか
考えてみました。


歴史だけではありませんが
物凄く端折られた
教科書の内容や
細かい年号を語呂合わせで覚えたりとかも
全く興味を持てなかったように思います。


教科書に書いてあることが全部
事実とも限らないのに
それを丸暗記する事も意味不明で
やる気を無くす原因だったのかと思えます。
同じフィクションでも
小説なら興味を持てるのに。



これで思い出したのが
小学校低学年で初めて読んだ
子ども向きに書かれた
「赤毛のアン」の本です。

信じられないくらいに
話が省略されていました。
 

物語の導入部分の
アンが孤児院から出て
駅まで迎えに来てくれた
マシューおじさんに会って
引き取られてめでたしめでたし。

で終わっていました。
本当のお話はココからなのにー!


高学年で、村岡花子訳の
赤毛のアンシリーズが大好きになって
夢中で読みましたが

あの子ども向けの赤毛のアンは
一体なんだったのか?
と怒りさえ覚えました。



子供騙し
とよく言うけれど
本当は
たとえ子どもでも騙されたりはしません。
その時文句を言わないだけです。


人は
嫌いとか 苦手を
特に感じる時



きっと深い部分で
本当はこんなもんじゃない。
って言う事を知っているのではないかと思うことがあります。


例えば
お母さんなんか大嫌い!

って思うのも
ホントのホントは

お母さんが大好きだから
もっとこうして欲しい
もっと甘えたい、
という期待が大きすぎるから
そうではない事への不満が募ります。


もし、絵が苦手。と悩んでいるなら
本当はもっと上手く書けるはずなのに
とか もっと上手に描きたい
という気持ちがあるからで、
とにかく絵に関心が高い事がわかります。


私は野球ができません。

家族がTVの野球中継を見てるとき、
ルールが分からなくて、
息子に聞くと うるさがられます。

そのうち興味がない事を
無理に知ろうとするのもやめました。

もしも、バッティングセンターに行ったとして、(行きませんが笑)
ずっと三振ばかりでも全く悔しくもなく、
笑っていられる自信はあります。


無関心って そういうものですよね。


以前からコーヒーが
まあまあ好きでしたが
最近になって突然、楽しさをみつけて
今更ですが ハマりだしました。


ずっと「マンデリン」、インドネシア系の豆は苦手だと思い込んでいました。


以前飲んだ 忘れられない
美味しいコーヒーがあって、
(本当は もう味は忘れてしまいましたが)

それが
私の苦手なはずの
マンデリンだったかも知れないことが分かったので
俄然 探究心が増したのです。


もしかしたら 苦手と思い込んでいる
マンデリンも
本当のマンデリンはこんなもんじゃない。
って言うのを 
私は深い部分で
知っているのかも知れない。
と思ってしまったのです。

それで、恐る恐る
マンデリンに挑戦しはじめました。

近所に注文後、好みの加減で豆を焙煎してくれるコーヒー屋さんがあります。
本当に有難いです!

いつもよりすこしだけ焙煎を浅くしてもらって 豆の挽き方をいつもより少し粗めにして、温度にも気を配り、、、
そうしたら大成功!


嫌な感じが全くなかったんです。
まったく!!です。


やっぱり 本当はマンデリンが
好きなのかもしれません。

好きだから
ほんのちょっとした何かが気になりすぎて
苦手と思い込んでいたのかも知れないなと思うわけです。



好きの対極にあるのは

嫌いではなく、無関心で

嫌い、苦手は

好きの中に含まれているイメージです。



「苦手」という人生の宝の箱を
開けるのは少し勇気が要りますが


開けてみることが出来たら
楽しみが倍になって
人生がもっと
お得に楽しめるかもしれませんよ。


本日のランチから〜
「熊本産 鶏モモ肉のソテー ディアブル風」
抗生物質など薬品を使わずに育てられた鶏です。

マスタードと自家製天然酵母パンのパン粉を付けて焼いています。

ふんわりジューシーに焼けた鶏、
カリカリの香ばしいパン粉とマスタード、白ワインソースの相性が最高!



自然派フランス料理
ビストロ ヒマワリ 


住所
神戸市灘区深田町3丁目1-29

三宮から六甲道駅までは JRで4分、
大阪駅から 六甲道駅までは
JR神戸線 快速で  24分

JR神戸線 六甲道駅から当店まで徒歩3分
阪急六甲駅から当店まで 徒歩約13分
阪神新在家駅から 当店まで 徒歩9分


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