GOBLIN 『コンタミネーション』&『パトリック』LP復刻 | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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ゴブリン後期アルバムの中でもジャジーでノリの良い『コンタミネーション』とシンセの共鳴が激しい『パトリック』がイタリアAMSレーベルより180gアナログとしてリリースされます。


Contamination [Analog]/Goblin

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AMSはこれまでもゴブリン作品のLPを再販していますがこの2作品はオリジナルがプレ値になっていますから嬉しいニュースです。しかも完全盤CDリリース時に追加された未発表音源も収録とはマニア心をくすぐられます。『コンタミネーション』(80年)はダリオ・アルジェントと親交の深いルイジ・コッツィ監督作。地球に住み着いたエイリアンが人間をマインドコントロールしウィーウィーと気味の悪い泣き声を発する卵のような物体を運ばせます。その卵の液体を浴びた人間は『北斗の拳』のように体内から大量の血が噴射し爆発「ひでぶっ!」な最期を遂げる素敵な発想のB級ホラー。昔にっかつから『エイリアンドローム』の題名でVHSが出ていましたが、こんなに面白い作品なのに日本でDVD化されていないのは納得いきません(怒)ビンセント・ドーン監督作『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』でも本作のサントラが公式流用されています。


『パトリック』(79年)は幼少期に母親と愛人の異常なSEXを目撃した少年が衝動的に二人を殺害。そのトラウマで植物人間となった彼は病院のベッドでサイコキネシスを使い自分を邪魔する人間を殺害していくリチャード・フランクリン監督のオーストラリア映画。オリジナル曲は『マッドマックス』のブライアン・メイが手掛けているんですが、イタリア公開時のみ配給会社の意向でゴブリンがスコアを作曲しました。こちらは紀伊國屋書店からDVDが出ていましたがイタリア公開版の音声は収録されておらずいまだ未見。


※特典で少しだけGoblinの音楽が流れるシークエンスが見られるようなのですが…。
Patrick [Analog]/Goblin

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ヨーロッパ製のジャケはペラペラで耐久性に不安があるんですが、現在のものはしっかりとした厚みがあり印刷クオリティも高いです。デザインもオリジナルと同じ柄ですし、レーベル面まで当時と同じチネヴォックス社のミドリ色を再現していおり好感が持てます。ユニオンなどで購入する事になりそうですが、3~4千円となかなか良い値段になりそうかも。「Roller」の限定300枚なピクチャーディスク仕様を買い逃してしまったので今回はお金を貯めませんと…。