『ダイハード』完全盤サントラCD | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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ブルース・ウィリスの出世作となった『ダイ・ハード』の完全盤サントラが再販。作曲は『リーサル・ウェポン』シリーズを手がけたマイケル・ケイメン(2003年に他界)録音は1988年の7月に20世紀FOXのスタジオにて。限定3500枚が僅か1日足らずでメーカー完売…。


全40曲でトータル1時間47分ものフルボリューム♪


2002年2月に発売されたヴァレーズ・サラバンド社の公式リリース盤は買い逃しましたが、それ以前に関係者へ配布するプロモーション盤CDが少数ながら市場へ出回った時期があり、今は無き日本のサントラ専門レーベルSLCが運営していた通販部で購入済みでしたから音源自体は昔から耳にしているので特段目新しいとは思わないものの、エンディングで流れる“Let It Snow”などのクリスマスソングやベートーベンの“第九”など追加曲満載ですからこれには大満足!


音質はヴァレーズ盤の評判があまり良くないと聞いていましたが、このララランド盤では新たにリマスタリングを施してあるようで音圧はなかなかのものです。特にディスク2はマクレーン刑事とテロリストらの緊迫感溢れる激闘が目に浮かぶようなダイナミックな演奏と、この季節に相応しいクリスマスナンバーをこれでもかと満喫できてアドレナリン全開になること必至!!


エンディングでアル・パウエル巡査が助太刀に入る時に流れるBGMは『エイリアン2』からの流用なので権利クリアが難しかったのか?収録されていないのは非常に残念です…。ジョン・スコット作曲『Man on Fire』のナンバーは入っているのに…。音質は強引に録音レベルを上げているためかヒスノイズが耳障りかもしれません。その点では15年ほど前に買ったプロモ盤の方がマスターそのものの自然な響きが感じられます。こちらがプロモ盤ジャケ。ジェームズ・ホーナー作曲の『エイリアン2』から流用したナンバーも収められています。収録時間は50分ほど。


ララランドの特徴とでも言うべきページ数の多いブックレットには20世紀FOX提供による公式スチルが多数掲載されていますし、レーベル・デザインもCD1がマクレーン刑事、CD2にハンス・グルーバーを持ってくるセンスには頬が緩んでしまいます。

キャプ画ばかり使うどこぞのメーカーも

見習って欲しいですよ…。