1年くらい前に出た本です。久々のエッセイなんじゃないかと思います。文庫が出たら買って読むつもりでしたが、図書館で借りられたので読みました。
全部ではないけれど作品をほぼ読んでいて、新しい本が出たら追いかけている作家が何人かいて、そのひとりになりつつあります。
相変わらず親の話が多くて、何事も気にし過ぎて堂々巡りみたいなところが面白いです。言葉のセンスというよりは内容なんだろうと思います。
私よりも不器用で、ダメなところがあって、落ち込んでる時に読んだら救われそうなので、文庫が出たらやっぱり買うと思います。
例えば、バスに乗れないとか、なかなか市役所に行けないとか。そんなことです。
エッセイは自己啓発本の逆というか、全然啓発されない方がいいかなと思っています。そもそも啓発本はほぼ読んでませんが。
個人的に面白かったのは、若い頃古本屋に通っていた時の話や、何度も同じ本を読む意味について語っていたところです。
それから相方綾部さんが出てくるところは鉄板で面白いです。