本当の「美」というものはパワーでもあります。
最近のホンモノさん
ウィリアム・メリル・ヴォーリーズの建築。
神戸女学院はヴォーリズ建築の粋を集めた、一大拠点。
図書館。
参考HP↓ ここお写真は本当に大きくてキレイです。図書館の天井がカワイイので是非!
http://gipsymania.exblog.jp/tags/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E9%99%A2/
彼の建築の素晴らしいところは、利用する人間に対する限りない愛、が表現できている点だと思います。
そして知性と霊性が発揮できるように、とてもやさしいぬくもりに満ちているところです。
美しい造詣と光と空間をこのように表現できた彼は、ものすごくレベルの高い人。
新日曜美術館が彼の特集をしていました。
見逃した方は是非来週日曜日の再放送をごらんいただきたいと思います。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0524/index.html
*近場(大阪)で堪能したいなら、大丸心斎橋店がヴォーリーズ建築です。
中二階の喫茶は「サロン・ド・テ・ヴォーリーズ」。堪能できます( ´艸`)
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次は「小袖展」 http://www.city.osaka.lg.jp/museum/page/0000024057.html
この小袖展でも、びっくりするような小袖がありました。
「雲丸に花鳥帯模様小袖」 という江戸初期の小袖です。
地色が黒の綸子で、地模様が模様のパーツごとに変化しているさまは、もう圧倒です!
肩部分に月が黄金の刺繍で描かれ、降りていくにつれ秋草模様が粋に配されています。
これは参考写真なので違う作品↓
*「雲丸に花鳥帯模様小袖」の図録写真は全くよくなかったんですよー(TT)
あのスゴさは写真に表現できない?
上の写真の小袖は春草ですが、秋草もよくこんな感じで配されるので参考までに写真を載せてみました。
「雲丸に花鳥帯模様小袖」は、この数倍はスゴいです!
この世のものとは言えない幻想感!
それなのに秋草のお茶目感も添えて、よく見たら地模様まで色々変化するなんてー!
『ひえ~(@_@) このワザ、と、ものすごいセンスは神業!?』
あまりにスゴくて、360度食い入るように見つめてしまいました。
ヴォーリーズといい、雲丸に花鳥帯模様小袖といい、本当の美は感じれる人にだけ分かる、エネルギーが出ていると思います。
(おお、今日の記事で、やっとナチュラル・ビューティというブログ名が躍如された。(笑))