「アンダーワールド」(2003)より
クレイブン「お前の父親代わりの…ビクターの秘密を教えてやろう…
お前の家族を殺ったのは彼だ、ライカンじゃない!
だがお前だけは…生き血を吸ってそのまま見殺しにすることはできなかった。
お前が…娘のソーニャに似ていたからだ。
自ら…死を宣告した娘にだ…」
セリーン「……信じない!」
今回舞台となるのは一作目よりも遥か昔です。セリーンと長老のバトルも落ち着いたのでここで、
時を戻そうってわけです。はい。
ルシアンに無理やり奴隷を噛ませて、人間にも狼にも自在に変身できる者を増やして、ちょっと歯向かったら先端が刃の鞭で背中を打ちまくり…いやぁバンパイアクソですね
地獄の底の地獄を味合わせ、中盤では究極の追い討ちをかけられ、ブチギレたルシアンが狼奴隷を解放し、本格戦争勃発っていうプロット。なんですが、それまでにビクター率いるバンパイアが嫌がらせの限りを尽くす畳み掛けがあり凶悪に徹している、さらにルシアンは虐げられつつも同胞を思いやる正義漢を徹底している。そうなったらですよ、
奴隷解放ヒーローものとして面白くなるに決まってるわけですよ!もう構図が既に出来上がってんだもん!で、実際楽しませてもらいました。スカッとさせてもらいました。一作目で色んなことを一通り説明したことをこっちに持ってくればよかったのになぁ、おかげで結構疲れた作品だったなぁ、という一作目に対する想いはまだ変わりませんがw、そのおかげというべきでしょうか、上で説明した通りの状況で奴隷のブチギレものを描くだけなので、2作目に続いて本当に見やすくなっている。バカアクション(それにしては暗すぎるけど)としてサッとウホっと楽しめる一本になっています。
で、また一通りセリーンの戦いが良い波乗り切ったところで過去を遡るのも「デス・レース2」みたいだなと思ったり。戦いの本筋を見ることによってセリーンだけの物語だと思って見ていた「アンダーワールド 」の世界はセリーンが生まれるもっと以前から趣旨の異なる広大なものだったことがわかります。ビクターが本当は中心核の存在だったとも言えます。ファンにとっては嬉しい掘り下げです。当然ここで一作目を見直せばルシアン、ライカン達の見方は180度変わりますし、今作の戦いが終わると言うことは、本当の意味で「アンダーワールド 」が始まるというメビウス帯のような構成も面白い。
過去の話を描く事の利点の一つ、死んだ過去キャラも自由に出せるんですよね!
ルシアン役のマイケル・シーン、一作目はロン毛なのかドレッドなのかよくわからん髪型のライカンだったのに、今回は泥臭さもありつつジャンプの主人公感もある、熱い男でした。檻の中でのルシアンのスピーチは痺れます。
「俺たちは獣じゃない!選択肢はあるんだ!もっといい人生を選べる!
奴隷でいるか、ライカンになるかだ!」
We can be slave or we can be! ...Lycans!!
俺「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ」
戦闘力は間違いなく低いでしょうけどねw
唯一の映画の文句といえばですね、ソーニャなんですよ。クレイブン曰く、セリーンはソーニャにそっくりだったと。で実際似ている女優さんを使ってるわけですが…ルシアンが危険を冒してまで愛してしまうようなヒロインには感じられないんですよね。上院会議みたいなのも全然出席しなくてビクターを困らせたり、ビクターのやる事なす事無視したり。
ビクター「思春期の心情は複雑だな…」
いやもうそんな年には見えねえけどw(1人娘とは言えあまちゃんですなぁ…)
ちなみにその間ソーニャがやってたのが馬とパトロール、あるいはルシアンに隠れて会って…
まあ一括りに言うと常に隠れて乗馬していたわけですね!⭐︎
うん、品がないですね!☆ サーセン汗
こっから冗談抜きで…でサボった会議でですよ、何を話し合ってたかと言うと、「ライカンにも奴隷以上の地位を与えるべきかどうか」についてだったんですよ。いやソーニャ絶対いなきゃあかんやつやん。なんなら他の人がそれを提案しているわけです。ライカンに情がないわけじゃないんですよ。なのにソーニャ会議サボっちゃうから〜提案したやつソーニャより位が低いから〜…だから今回少なからずソーニャも戦犯みたいなもんなんですよw で、散々ビクターにシカトした挙句、ルシアンがピンチになったときにやっと口を開くかと思ったら
「お父様!彼を助けてあげて!」
「お前は黙っていろ!!!!」
まあ、でしょうねぇƪ(˘⌣˘)ʃ
ちょっとおバカなところもあれば、親族には反抗するし、要はですね、ソーニャには!ケイト・ベッキンセイルにあった可愛げがない!! そりゃセリーンだってどきついキャラでしたし、「ビクター、お願い♡」みたいなこと言うやつじゃないですよw でもね!ケイト・ベッキンセイル生まれつきの能力かもしれませんが、セリーンを演じてるときに哀愁感もツンデレ感も、言葉じゃなく表情、アクションで見せれたんですよ彼女は!!ローナ・ミトラ、すごく似てはいたんですけどそこがあと一歩足りなかった…泣 なんならケイト・ベッキンセイルが演じても良かったんじゃないかなと思うくらいでした。ファンからしたら中世風の鎧着てぶっ殺しまくるセリーンの画とかすごく需要がある気がするんですがどうでしょう?w
とはいえですね、ルシアン、ビクター、タニスが映えてたから問題ないですw 映画としても奴隷解放アクションとして長くならない程度にうまく収めてているあたり、こりゃ好きになります。
最終評価は73点です!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
これでビクターが関わる「アンダーワールド 」の物語は完結です。
ん、ビクターが関わる…?
次回
セリーン
完全復活。
「アンダーワールド 覚醒」レビューでお会いしましょう笑














